旬の時期で選ぶ!洋梨の代表品種
まずは、時期ごとの洋梨の代表品種とその特徴について紹介します。
洋梨といえば、多くの人が「ラ フランス」を思い浮かべるかと思いますが、実は他にもたくさんの品種があり、時期ごとに異なる洋梨が出回っています。また品種によって味わいや食感、見た目などの特徴も異なるので、それぞれの魅力をおさえつつ、お相手に喜ばれる洋梨を見つけましょう!
バートレット|9月上旬~10月上旬
バートレットは、イギリス原産の品種で、日本では主に青森県や北海道で栽培されています。洋梨の中では比較的早い時期に出回る早生種で、旬の時期は9月上旬から10月上旬にかけて。時期としては、敬老の日の贈り物にピッタリですね◎
そんなバートレットの味わいは、甘みの中に適度な酸味も感じられ、さっぱりとしています。果肉の口当たりは非常に滑らかで、熟すと桃のような柔らかさを感じられます。
ラ フランス|10月中旬〜12月上旬
ラ フランスは、その名の通りフランス原産の品種で、日本では山形県を中心に栽培されています。早生種のバートレットとちょうど入れ替わるように10月中旬頃から出回りはじめ、12月上旬頃までが旬とされています。
ラ フランスは世界的に最もポピュラーな洋梨で、知名度も人気も高いため贈り物として最適です◎見た目はサビが多くやや武骨ですが、味わいは非常に上品で爽やかな後味を残します。また香りも良く、顔を近づけなくても分かるほどの甘い芳香を纏っています。
ル レクチェ|11月下旬~12月下旬
ル レクチェは、フランス原産の品種で、日本では新潟県を中心に栽培されています。見た目も味わいも優れており、非常に人気の高い洋梨ですが、栽培が難しく全国的に見ても収量が少ないため「幻の西洋梨」と呼ばれています。
そんなル レクチェの味わいは甘みが強くジューシーで、果肉はとろけるように滑らかです。旬の時期は11月下旬から12月下旬頃にかけてとなっており、ちょうどお歳暮の贈り物としてピッタリです◎
シルバー ベル|12月上旬~12月下旬
シルバーベルは、山形県生まれの品種で、現在は山形県の他に秋田県でも栽培されています。洋梨の中でも大きく、中には重さが800gを超えるものもあります。
12月以降に旬を迎える晩生種である点と、名前に「ベル」と入っていることからクリスマスの贈り物におすすめです◎そんなシルバーベルの味わいは、強い甘みの中に爽やかな酸味も感じられ濃厚。たっぷりの果汁と大玉も相まって、非常に食べ応えがあります。
旬の時期以外に、洋梨を贈りたい!さてどうする?
秋から冬にかけて旬を迎える洋梨ですが、中には希少性の高い品種もあり、時期を逃すと手に入らないこともしばしば。また春から夏にかけてはほとんど出回ることがないため、洋梨好きなお相手に贈りたいと思ったときに購入できない場合も考えられます。
そんなときおすすめなのが、洋梨を使った加工品!生の洋梨はもちろん美味しいですが、食品や飲料にも美味しい洋梨ギフトはたくさんありますよ。贈り物をしたいタイミングが、洋梨の時期とズレてしまった際はぜひご検討ください◎
2023年の梨人気ランキング
※2023年9~12月のデータジュレ・ゼリー
洋梨を使ったジュレやゼリーは、洋梨本来のフレッシュな甘みや香りを楽しめて、見た目もキレイなので贈り物にピッタリ!小さな子どもやお年寄りでも食べやすく、特に暑い時期にはつるんとさっぱり食べられるのでおすすめですよ◎
常温で販売されているものは比較的日持ちするので、余裕を持って贈れるのも嬉しいポイントですね。
ジュース
洋梨を使ったジュースを贈るなら、果汁100%がおすすめです!果汁100%の洋梨は、まさに「飲む洋梨」という味わいで、果肉の甘みや酸味、香りまでよく再現されています◎
また果肉入りのものは、洋梨ならではの滑らかでとろけるような口当たりも楽しめ、大人から子どもまで喜ばれること間違いなしです。ジュースは開封するとあまり日持ちしないので、世帯の人数や年齢に配慮して贈るようにしましょう。
お酒
洋梨を使ったお酒は、ワインやリキュール、酎ハイなど種類豊富で、お酒好きな人には喜ばれること間違いなしのギフトです◎あまり大量に贈らなければ、消費に困ることもありませんし、数日かけて飲みきれる程度のものを選ぶと良いでしょう。
またお酒は飲める人を選ぶため、新生児がいる家庭やお年寄りに贈る際は十分注意が必要です。もしお酒だけでは物足りないなと感じた場合、そのお酒に合うちょっとしたおつまみなども一緒に贈ると良いでしょう。
贈り物として最適な洋梨を選ぶポイント・注意点は?
ここからは、洋梨を贈る際に注意したいポイントを紹介します。
洋梨は生物なので、お相手に贈る際は品質や安全性、配送のタイミングなど配慮する点が多くあります。大切な人への贈り物で失敗しないためにも、洋梨を贈る際のマナーについてしっかりとおさえておきましょう!
安全性や等級に着目する
洋梨を贈る際は、時期に合った品種を選ぶことも大切ですが、安全性や等級などの品質にも注目して選びましょう!農作物である洋梨は、品質によって等級が定められており、農家によって栽培方法も異なります。
洋梨の等級は大きさや形の美しさを基準に「秀」、「優」、「良」とランク分けされています。贈り物として購入するなら最もランクの高い「秀品」で、5Lや6Lなど大玉サイズのものを選ぶと良いでしょう。
また洋梨農家の中には、低化学肥料栽培や低農薬栽培に取り組んでいるところも多く、きちんと販売ページに記載されています。より安全性の高い洋梨を購入するなら、栽培方法について記載があるものを選びましょう。
自分や贈り先に縁のある産地で選ぶ
洋梨の有名な産地には、山形県や長野県、新潟県などがありますが、贈り物として購入する際はできるだけ自分やお相手に縁のある産地で採れたものを選ぶのがおすすめです。
特にお相手の出身地が洋梨で有名なら、その地域以外の洋梨を贈るのはあまり好印象に取られない可能性もあるため、産地には十分配慮しましょう。
お相手によって予算を決定する
洋梨の値段は、時期や品種によって大きく異なり、その年の収量によっても前後します。また贈り物とひと口にいっても、家族に贈る敬老の日ギフトやクリスマスギフトと、仕事でお世話になっている人に贈るお歳暮ギフトとでは予算も変わってきますよね。
例として、洋梨を敬老の日やクリスマスの贈り物として選ぶ場合の予算は3,000円前後、上司や取引先など目上の人に贈る場合の予算は5,000円前後ほどが適切といえるでしょう◎
配送のタイミングに配慮する
洋梨は収穫後に追熟することで知られており、果物の中では比較的日持ちしますが、やはり農作物なので配送日には注意したいところ。もし配送のタイミングが合わず、お相手がなかなか受け取れなかった場合、その間に洋梨の品質が落ちてしまう恐れがあります。
そのため贈り物として洋梨を配送する際は、必ずお相手の都合を確認し、日時指定便を利用するなど配慮しましょう◎また受け取った後の洋梨の保存方法や追熟のやり方を手紙で同封するとより親切ですよ。
まとめ
今回は、贈り物として洋梨を選ぶときのポイントや注意点について紹介しました。
洋梨は秋から冬にかけて旬を迎え、時期ごとに出回る品種が異なるため、贈り物をするタイミングに合ったものを選ぶことが大切です。またその際、安全性や等級などの品質にも注目し、産地にもこだわって選ぶとより喜ばれるはずです◎
洋梨の選び方から配送時の注意点までしっかりとおさえて、大切な人に本当に喜んでもらえる洋梨ギフトを贈りましょう♪