特徴

「シナノスイート」は長野県を代表するりんごの品種の1つです。大きさは380ｇほどで、やや長円ですが王冠はなく丸みのある形をしています。表皮は綺麗に赤く染まり濃赤色の縦縞が入ります。正式名称は「シナノシート」ですが店頭では「シナノスウィート」と表記されることもあります。長野県が生み出したリンゴとして「秋映」「シナノゴールド」と共に長野県の「りんご三兄弟」と呼ばれており、全国農業協同組合連合会の登録商標となっています。

旬の時期

シナノスイートの収穫時期は10月上旬頃から11月初旬頃までで、出荷は１２月中旬頃まで行われます。食べ頃の旬は10月中旬から11月中旬辺りです。

味

果肉には果汁が多く、糖度は14～15％ほどですが、酸味が穏やかなため、全体的に甘く感じられます。

歴史

「シナノスイート」は長野県果樹試験場において1978年に「ふじ」に「つがる」の花粉を交配させ得られた種を翌年に撒き、交配から16年を経た1994年に登録出願、1996年に品種登録されたリンゴです。

柔らかい甘みが前面に感じられる味わいから、シナノスイートと命名されたようです。

産地

長野：673.7ha(62%)
青森：191.7ha(18%)
秋田：76.9ha(7%)
山形：70.4ha(7%)
福島：25.6ha(2%)