ぶどう狩りの魅力と種類
ぶどう狩りの魅力といえば、まずはもぎたての新鮮なぶどうを味わえることではないでしょうか。太陽の光をいっぱい浴びた新鮮なぶどうは、ジューシーで美味しさもピカイチです。
次に、普段はお目にかかれない珍しい品種と一緒に、ぶどうの食べ比べができることです！自分好みのぶどうを探すのも楽しいですよ。
そして、小さなお子さんには食育にも役立ちます。ぶどうはどんな木にどんな形で実るのかを目で見て、どうやって収穫するのかを体験できます。自分で収穫したぶどうは、格別に美味しいはずです！
ぶどう狩りの時期はいつ？
ぶどうの狩りの時期は産地によって多少違いがあります。また、品種によっても時期が違うので注意してください！
産地ごとのぶどう狩りの時期
- 山梨県 8月上旬から10月下旬
- 長野県 7月下旬から10月下旬
- 山形県 8月上旬から10月下旬
- 岡山県 8月下旬から10月中旬
産地によってぶどう狩りの時期に差が出ますが、概ね8月から10月がぶどう狩りのシーズンといえます。
品種ごとのぶどう狩りの時期
山梨県のぶどう狩り農園の例
- デラウェア 7月上旬から8月初旬
- 巨峰、ピオーネ 8月上旬から9月中旬
- シャインマスカット 8月上旬から9月下旬
- 藤稔（ふじみのり） 8月中旬から8月下旬
- 甲斐おとめ、甲斐路（かいじ） 9月中旬から10月上旬
- 甲州（こうしゅう） 10月初旬から11月初旬
- ベリーA 9月中旬から11月初旬
ぶどう狩りの料金の目安
シャインマスカットや巨峰は値段が高いので、好きなだけ食べられるのなんて夢のようですが、気になるのはぶどう狩りのお値段です。
食べ放題の場合は、大人料金1000～2500円程度です。シャインマスカットの食べ放題コースは、3000円程度となり少しお高めの料金設定になるようです。
思い立ったが吉日！ぶどう狩りはいつまでに予約？
ぶどう狩りは、基本的に予約の必要がない農園が多いようです。ただ、予約優先の農園もありますし、シャインマスカット狩りのみ予約が必要な農園もあります。もしものことも考えて、農園に問い合わせしておくと安心です。
家族・友人と楽しみたい！ぶどう狩りスポットを選ぶ上でのポイント
インターネットでぶどう狩りと検索すると、たくさん表示されるので、どの農園に行けばよいのか迷ってしまいますよね。そんな時は、ご紹介するポイントを参考にしてください！
栽培方法
ぶどうの栽培方法にこだわりがある農園かどうかも、判断基準の1つとして大切なポイントになります。
農薬を使っているか、またどのような肥料を使っているかについてHPやSNSで調べると出てきます。農法を見ても分かりにくいと思いますので、農薬や化学肥料をなるべく使っていないかどうかに注目してください。また、安心・安全と書いている農薬や化学肥料を極力使っていない農園です。
雨天okの雨天設備があるか？
果物狩りでネックとなるのは天候です。農園は畑なので屋根がなく、足元は土です。雨が降るとせっかく予定していたぶどう狩りをキャンセルせざるを得なくなることもしばしばあります。
天候に左右されない雨天対策をしたぶどう狩り農園であれば、雨が降っても関係ありません。ぶどう狩りシーズンは秋雨シーズンと被ります。備えあれば憂いなしなので、判断基準の1つに追加してくださいね！
トイレの場所や個数
お子さんや赤ちゃんを連れてお出かけするときに気になるのは、トイレではないでしょうか。オムツ替え台の有無や、洋式のトイレの有無は気になりますよね。農園によってはトイレの設備自体がないこともあります。事前にチェックしておくと、急にくる「ママ、おしっこ！」に備えられます。
また、トイレで重要なことといえば、水洗トイレか汲み取り式トイレかも調べておくと便利です。水洗トイレは農園入り口のみで、奥のトイレは汲み取り式だけということもあります。
ぶどう狩りを楽しむ準備やコツは？
ぶどう狩りを目いっぱい楽しむためにも役立つ情報をご紹介！
ぶどうを何個食べれば、もとが取れる？（何個食べたらもとがとれる）
「どれだけ食べれば元が取れるのか？」は、食べ放題ではもはや誰もが気になるポイントではないでしょうか。そこで、品種ごとに調べてみました。
デラウェア
デラウェアは元々リーズナブルな価格の品種なので、1房の相場は150円程度です。ぶどう狩り農園でデラウェアの食べ放題料金は1000円が相場となり、7房食べると元が取れます。
元を取ろうと思うとお腹がはち切れてしまいそうになるので、あまり無理をしない程度に食べたほうがよさそうです。
ピオーネ
人気品種の巨峰とマスカットの交配種のピオーネ。糖度が16以上にもなり、強い甘さで巨峰と並ぶ人気の品種です。
ぶどう狩り農園での食べ放題料金の相場は2500円程度です。スーパーなどでは600円程度で売られているので、安く見繕って4房程度です。ピオーネは大粒で、1房の重さは600g程度です。4房食べると、単純計算で2.4kgもあり、元を取ろうと思うと大変かもしれません。
シャインマスカット
皮もそのまま食べられて、濃厚な甘さとコクが口の中いっぱいに広がる人気の品種です。食味の良さからとても人気の高い品種となり、スーパーでも1房2000円から3000円で販売されています。シャインマスカットの食べ放題は3000円程度です。大体2房食べれば元が取れるので、ぶどう狩りの品種の中でも1番コスパが良い品種です！
美味しいぶどうの見分け方
色の濃さをチェック
樹からぶら下がるぶどうを見比べると、同じ色でも多少違いがあります。その中でも1番濃い色のぶどうを選んでください。色が濃いぶどうは美味しい証拠です。
樹をチェック
ぶどうがなっている場所の日当たりが良いか、風通しが良いかをチェックしてください。ぶどうは日当たりが良く、乾燥している場所を好みます。
ぶどうの大きさをチェック
大きいものは美味しいと思いがちですが、ぶどうの場合は小房のものを選んでください。小房は糖度が高くなります。
枝の色をチェック
ぶどうが完熟かどうかを見極めるには、枝が茶色くなっているかどうかで判断できます。甘さがたっぷり詰まった完熟のぶどうを選んで収穫してくださいね！
白い粉がついているかチェック
ぶどうに付いている白い粉はブルームとよばれています。このブルームは汚れではなく、果実の乾燥を防ぐため自然に分泌されます。ブルームが多くついていると甘いぶどうのサインになります。
ぶどうを摘み取るときに注意したいこと
受付を済ませると、カゴ、はさみ、バケツ、ザル、新聞紙など、摘み取りに必要なアイテムを渡してくれるので、事前に用意しておかなくて大丈夫です。ぶどうを摘み取るとき、袋がかかっていることがあります。中身を確認したい場合は、袋を破るのではなく窓から除いて確認するようにしましょう。
摘み取る際は、ぶどうの底部に手を添えて、茎部分をはさみでカットします。枝を切り落とさないように注意してください。
まとめ
ぶどう狩りで元を取ろうと思うと難しいところもありますが、自然の中でたわわに実るぶどうを眺める機会もそう多くないと思います。ぶどう狩りの魅力は、自然の中でもぎたての新鮮なぶどうを味わえるところではないでしょうか。果樹園の中で味わうぶどうは、いつもとは違う美味しさを味わえるはずです。
