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夢みずき

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特徴

「夢みずき」は栽培方法などによって280~430gと幅がありますが桃としてはやや大玉で扁円形、左右非対称になるものが多いようなのでややいびつな形をしているものが多いです。果皮色は地色が乳白色で赤く着色しやすく、熟すと皮は手で剥きやすいタイプとなっています。「夢みずき」という品種名は、『夢のようにみずみずしい美味しいモモ』をイメージしたものだそうです。山梨県ではこれまで主要品種だった「浅間白桃」が樹の寿命を迎えており、これに変わる次世代のオリジナル品種として期待されています。市場には2015年ごろから登場し始め年々増えてきています。

旬の時期

「夢みずき」の収穫時期は山梨県における露地栽培で7月中旬から下旬にかけてで「白鳳」より数日早い早生品種です。ハウス栽培もおこなわれ5月の中下旬から出回り始めますが、食べ頃の旬はやはり露地物が出回る7月中旬から末頃となります。

果肉は繊維が少なく柔らかいタイプで酸味・渋みが少なく食味良好となっています。

歴史

「夢みずき」は山梨県果樹試験場において2000年に、大玉種の「浅間白桃」と着色しやすく食味がいい早生種の「暁星」を交雑させてできた実生から選抜育成された早生白桃です。2011年に山梨県によって登録出願、その翌年公表され2013年に品種登録されています。

産地

「夢みずき」は山梨県のオリジナル品種とあって山梨県内でのみ栽培され出荷されています。農林水産省がまとめている平成28年産特産果樹生産動態等調査では山梨県の栽培面積は1.1haとなっていますが、今後まだ増えると思います。

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