果物手帖
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一宮白桃

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特徴

「一宮白桃」は350g前後の大玉になる傾向が強く、表皮はクリーム色の地に赤く色付きます。薄いクリーム色の果肉は白桃系らしい締りのある食感で多汁。種子の周りは一部赤くなっています。一宮白桃は、あまり実がならなかったり、色づきが悪かったりと、とても栽培が難しい桃ですが、上品な香りと甘さは素晴らしいとされています。

旬の時期

主な産地の山梨県では7月下旬頃から収穫が始まり、8月下旬頃まで市場には出回ります。出盛りの旬は8月上旬から中旬辺りまでです。

糖度は13度前後になるとされ、ジューシーで、果肉は柔らかすぎず硬すぎず、繊維を感じさせない滑らかな舌触りで甘い桃です。

歴史

一宮白桃は山梨県の一宮町(現在は笛吹市)の篤農家(とくのうか)が導入した白桃の中から定着した優良系品種を育成した大玉種とされており、育成地の地名を冠して命名されたとのことですが、誕生した時期や元の品種など詳しいことは資料が無く不明となっています。

産地

一宮白桃の主な産地は山梨県で、農林水産省が発表している平成26年産の特産果樹生産動態等調査では山梨県が122.1haの他は和歌山県の2haのみとなっています。この栽培面積は桃全体から見ると約1.4%しかなく、市場に出荷される数もそれだけ少ないということになります。

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