果物手帖
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川中島白桃

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川中島白桃の人気の高さと特性

数ある桃の品種の中でも、特に人気が高い「川中島白桃」。川中島白桃は大玉品種に分類され、初めは硬めの食感を持つのが特徴となっています。しかし、常温でしばらく置くことにより、徐々に柔らかさを増し、美味しく味わうことができます。

今回は、そんな川中島白桃の特徴や魅力について詳しく解説します。美味しく食べるためのコツや、おすすめアレンジレシピも合わせて紹介するので、この夏、川中島白桃を見かけた際はぜひ手に取ってみてください◎

川中島白桃の特徴

川中島白桃は、その名の通り白い肉質が特徴的な桃の一種です。大玉品種に分類され、果重は350~400gとかなり大きいです。果形は扁形から円形で、果皮はほとんど全面に濃紅色の色づきがあり、見た目も鮮やかです。また、独特なのはその硬さで、はじめは硬めですが、時間が経つと柔らかくなります。

この特性は、硬めの食感が好きな方には特におすすめで、柔らかい桃が好きな方は時間をかけて食べることで最適な食感を得られます。日持ち性も良いため、シーズン最後まで美味しく楽しむことが可能です。

川中島白桃の季節と最適な食べ頃

川中島白桃の収穫時期は主に夏から初秋にかけてで、特に9月中旬から下旬頃が最盛期です。また、川中島白桃は硬めの桃で知られており、その独特な食感が人気の理由とされています。収穫後も一定の時間をおけば自然と柔らかくなる特性があります。そのため、食べ頃は個々の好みによる部分も大きいですが、基本的には収穫後しばらく常温にて保存し、適度な柔らかさになった時点で食べることをおすすめします。

川中島白桃と他の品種との比較

ここからは、川中島白桃と他の品種の違いについて紹介します。

あかつきとの比較

あかつきと川中島白桃は、どちらも日本国内で人気の高い桃の品種でありますが、特徴や食感には顕著な違いが存在しています。

川中島白桃は大玉品種で、初めは硬めですが、時間を掛けて常温で保存することで柔らかさを増していきます。そのため、食べ頃を自分でコントロールできる点が魅力とされています。一方、あかつきは汎用性の高い品種で、果肉は柔らかくジューシー、甘さと酸味のバランスも優れています。どちらの桃もその独特な特性を活かした食べ方がおすすめです。

黄金桃との比較

川中島白桃と近い時期に旬を迎える黄金桃。川中島白桃は、果皮がほぼ全面に濃紅色で、果重は350~400gと大玉品種に分類されます。対して、黄金桃はその名前の通り美しい黄色が特徴で、果重は約150g程度と一般的に小ぶりです。

味の特徴も異なります。川中島白桃は肉質が中位であるが、溶質で果汁がやや多く、甘みが強くて酸味は少なめ。日持ち性も良好です。一方、黄金桃は甘さと酸っぱさのバランスが良く、酸味を感じさせる爽やかな味わいが特徴です。

 

川中島白桃をより美味しく食べるためのコツ

ここからは、川中島白桃をより美味しく食べるためのコツについて紹介します。

桃を柔らかくする方法

川中島白桃の特徴の一つに、果肉が硬めであり、時間をかけてゆっくりと柔らかさを増す点があります。そのため、初めは硬めな川中島白桃を柔らかくするには、一定の時間を待つ必要があります。これは、常温で放置するだけで自然と柔らかくなるため特別な手間は必要ありません。

しかし、そのままでは食べにくいと感じる場合や、早く柔らかくしたい場合は、新聞紙などに包んで保管する方法もおすすめです。新聞紙に包むと熟成が進みやすくなるため、より早く柔らかい状態にすることが可能です。ただし、あまり長時間放置すると果実が傷んでしまう可能性もあるため、適度なタイミングを見計らって食べることが重要です。

栄養価を最大限に活かす食べ方

桃はビタミンCや食物繊維が豊富で、美肌効果や便秘解消に優れています。その川中島白桃を最大限に活かす食べ方とは、果実を冷やさずに常温で食べることです。冷蔵庫で冷やすと果肉が硬くなり、栄養価も下がる可能性があります。

また、皮も一緒に食べるとより多くの栄養素を摂取することができます。ただし、皮には農薬が残っている可能性もあるため、食べる前にはしっかり洗うことを忘れないようにしましょう。

シンプルなアレンジレシピの提案

川中島白桃はそのまま食べるだけでなく、様々なアレンジレシピに使うことができます。

川中島白桃のバルサミコ煮込み

  • 調理時間: 40分
  • 費用目安: 1500円
  • カロリー: 約200kcal (1人前)
食材リスト (2人前)
2人前の分量
川中島白桃 4個
はちみつ 大さじ2
レモン汁 大さじ1
バルサミコ酢 1カップ
クルミ 50g
ミント 適量
作り方
  1. バルサミコ酢の煮詰め: バルサミコ酢を小鍋で沸騰させ、半量になるまで約15-20分間煮詰めます。
  2. 桃の準備: 桃は半分に切って種を取り除き、グリルで準備します。グリルがない場合は、オーブンで軽く焼いてもOKです。
  3. グリル: グリルを中火に熱し、桃にオイルを塗ってから、切り面を下にして約2分間グリルします。裏返してから、さらに2分間グリルします。
  4. 仕上げ: 煮詰めたバルサミコ酢、はちみつ、レモン汁を混ぜ合わせたソースを桃にかけます。
  5. 盛り付け: クルミを上に散らし、ミントで飾り付けます。

このレシピは、桃の甘みとバルサミコ酢の酸味が絶妙に合わさった、夏にぴったりのデザートです。バルサミコ酢を煮詰めることで、さらに深い味わいが楽しめます。

川中島白桃のフルーツサンド

  • 調理時間: 約30分
  • 費用目安: 約1,500円
食材リスト (2人前)
2人前の分量
川中島白桃 1個
クリームチーズ 50g
砂糖 10g
生クリーム (47%) 50g
サンドイッチ用食パン 2枚 (4枚切り)
作り方
  1. クリームの準備: 生クリームとクリームチーズを泡立て、砂糖を加えて更に混ぜ合わせます。
  2. 桃の準備: 桃は皮をむき、好みの厚さにスライスします。
  3. サンドイッチの組み立て: 食パンにクリームをたっぷりと塗り、桃を挟みます。サンドイッチをラップで包んで冷蔵庫でしっかり冷やします。
  4. カットして完成: 冷やしたサンドイッチをラップに包んだまま、好みのサイズにカットして完成です。

川中島白桃のカリッとした歯触りと、ふんわり食パンの食感の違いが楽しい一品です。生クリームにクリームチーズを加えることで、甘みがくどすぎず、さっぱりと頂けます。

まとめ:川中島白桃の魅力と楽しみ方

川中島白桃の魅力は、大玉であることと、カリッとした硬い食感にあります。初めは硬めですが、時間が経つと自然と柔らかくなり、その独特の食感が楽しめます。柔らかい桃がお好みの方は、購入後少し日を置くことで最適な食べ頃になります。

また、シーズンの最後を締めくくる桃として知られており、晩夏から秋にかけてその美味しさを味わうことができます。特に9月中旬は出荷予定があり、川中島白桃が一番美味しい時期といえます。

川中島白桃の美味しさを最大限に引き立てるには、そのまま生で食べるのはもちろん、アレンジレシピに取り入れるのもおすすめです。特に、その硬さを活かしたフルーツサラダやデザートに最適です◎

また桃の品種はこのほかにたくさんあります!たくさんの桃を食べてお好みの桃をぜひ探してみてください!



桃を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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