果物手帖
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まなみ

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特徴

「まなみ」は果形は扁円形で、果重260~300gほど、果頂部の窪みは深いです。果皮色は乳白色の地にぼかし状に赤く色付き、濃紅色に着色しやすいとされています。果肉は繊維が少なく硬い桃で、皮は果肉と密着し手では剥くことができません。また、「まなみ」は追熟させても他の桃とは違いエチレンを生成しないそうで、柔らかくなりにくく日持ちが良いのも特徴です。カリッとした食感があるカリカリ桃と呼ばれるタイプです。甘さはやや控えめで、酸味がしっかりあるので甘酸っぱい味わいが特徴で、後味は梅酒に似た香りが鼻に抜けていきます。種の部分が小さいので可食部が多いのも嬉しいポイントです。

旬の時期

成熟期は育成地(長野県南佐久郡臼田町、標高700m)において、8月下旬となっています。岡山県では8月中旬ごろから収穫が始まるようです。食べごろの旬は8月下旬から9月上旬ごろまでです。

糖度は13~17度と甘いですがさっぱりとした食味となっています。

歴史

「まなみ」は長野県南佐久郡臼田町の岩松今朝市氏が1971年に「愛知白桃」と「千曲」を交配し得られた実生から選抜育成した糖度が高く果肉が硬い中生種の桃で、1984年に登録出願、翌1985年に品種登録されています。

産地

「まなみ」は各地の桃農園で栽培されていますが、個々の農園で少量ずつ栽培されているにすぎないようで、農林水産省の2016年産特産果樹生産動態等調査には記録がありませんでした。産地として知られているのは長野県をはじめ、岡山県、福島県などです。

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