果物手帖
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あまとう

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特徴

「あまとう」はやや大玉の果実で果形は球から扁円、果皮の地色は薄い緑で濃い赤に色づきやすく、全体にむらなく綺麗に赤く色づいているものが多いです。果肉は乳白色で種の周りも赤くなりにくく、肉質は繊維感が少なくジューシーな味わい。酸味はほとんど感じられず、名前の通り甘さが特徴の品種です。福島天香園のホームページでは「肉質はコキコキする食感」と紹介されているほど、歯応えを楽しめる品種なので、硬めの桃が好きな人におすすめです。

旬の時期

「あまとう」の収穫は山梨県のハウス物で5月中下旬から始まり、露地物が7月上旬ごろからとなっています。また山形県あたりでは8月初旬辺りから始まるようです。食べごろの旬の時期はやはり7月から東北産が出始める8月上旬ごろまでとなります。

糖度は14~17度と高くなる傾向があり、それに対し酸味は少ないのも特徴です。ただ、香りはわずかとなっています。

歴史

「あまとう」は福島県の斎藤賢一氏が「川中島白桃」に「紅国見」を交配し、その実生から選抜育成された早生種の白桃で2001年に株式会社福島天香園によって品種の登録出願が出され2004年に品種登録されています。厳密には同時に福島天香園から出願された「あまとう1号」というものもあり、本種の正式品種名は「あまとう2号」です。「あまとう1号」の方はその後出願が取り下げられたので、「あまとう」といえば本種という事になります。

産地

「あまとう」は山梨県をはじめ山形県や福島県などで栽培されています。現在市場にはまだあまり多くは出回っていませんが、出回っているものの多くは山梨県産です。今回入手したものは山梨県JAふえふきからのものでした。農林水産省がまとめている2016年産特産果樹生産動態等調査にはまだ記録がなく正確な収穫量はわかりませんでした。

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