果物手帖
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いけだ

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特徴

「いけだ」は食味の良さから、「究極の桃」と紹介されることが多いですが、枝が平行に伸びて垂れ下がる傾向があるなど、栽培が難しいことから生産者が少なく希少な品種となっています。一玉270〜300gほどで、果形は円形で玉揃が良く、上品な甘さと滴る果汁を楽しめます。果皮色は全面に濃紅〜紫紅色の着色しやすいですが、微細なヒビが生じやすく、外観的に優れた品種とはいえないようです。果肉はとても緻密で”モチモチ”とした独特の歯ごたえが楽しく、甘さを全面に感じます。しかし、あっさりとした甘さなのでしつこさがなく、いくらでも食べれてしまいます。

旬の時期

「いけだ」の収穫時期は「あかつき」とほぼ同時期とされ、山形県では8月上旬~中旬となっています。

果肉は肉質がよく多汁で糖度もあがりやすく酸味は少ない桃となっています。

歴史

「いけだ」は福島県に導入された「川中島白鳳」の中に混じっていた白桃系に、福島県にある苗木販売の会社である福島天香園が「いけだ」と命名したとされる品種です。

産地

「いけだ」の主な産地は山形県で、農林水産省がまとめた2018年産特産果樹生産動態等調査では山形県18.8ha、青森県1haとなっています。山形県の主な産地は東根市、村山市となっています。この桃が発見された当初は味の良さから山形県では多くの生産者が導入し栽培に取り組んだようですが、栽培の難しさから今ではわずかの生産者しか残っていないようです。

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