果物手帖
果物手帖

白桃/本白桃

白桃/本白桃
果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

特徴

「白桃(はくとう)」は「本白桃」とも呼ばれる歴史のある品種です。白い果皮が特徴で、これは袋掛けをする有袋栽培によって果皮を白いまま成熟させるからです。なお、白桃が誕生した岡山県では基本的に果皮は白色ですが、地域によっては無袋栽培で日を当てて赤くすることもあります。果実の大きさは260g程度で、乳白色の果肉をしています。また白桃は、その後の品種改良にも大きく貢献しており、「白鳳」の両親は「白桃×橘早生」、また「あかつき」の親は「白桃×白鳳」。そして「ゆうぞら」は「白桃×あかつき」から誕生しています。

旬の時期

「白桃」は8月上旬から中旬くらいがシーズンです。

果汁が多くなめらかな口当たり。甘味の中にほんのり渋みがあり、気品のある味わいが楽しめます。

歴史

「白桃」は1901年に岡山県の大久保重五郎氏が偶発実生として発見。品質や結実性などが優れていることから普及しました。親に関しては不明ですが、「上海水蜜」の系統と考えられています。

産地

京都府:12.2ha(41.5%)
岡山県:5ha(17.01%)
長野県:3ha(10.2%)
青森県:2.5ha(8.5%)
新潟県:1.2ha(4.08%)

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

関連記事