果物手帖
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だて白桃

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特徴

「伊達白桃」の果実は350gほどと大玉になる傾向があり、果形も綺麗な球形のものが多いです。果皮色は無袋で成熟させた場合、全体に濃い赤色に色づきやすいのも特徴で、果肉は乳白色で種の周りは赤く着色するタイプ。肉質は粗めで硬い桃で追熟させることで柔らかくなっていきますが、保存期間が長すぎるとえぐみが出てくるので注意が必要です。しっかりとした甘さを感じられる品種で、食感と甘さのギャップに驚く人が多いです。

旬の時期

「伊達白桃」の収穫時期は長野県で9月中旬~下旬にかけて、山形県で9月中下旬ごろからとなっており、出回る旬の時期は9月中旬から10月上旬までになります。

果肉が硬いわりに果汁はしっかりと感じられ、甘みもしっかりとあります。
また、数日追熟させてから食べたものは果肉が柔らかくなり、香りも幾分強くなったように感じられます。

歴史

「伊達白桃」は福島県伊達市の菅野正光氏が「白鳳」の実生の台木部から発見し育成した品種とされています。極晩生種で桃のシーズン最後に登場する大玉の桃として人気があります。もともとは「だてか白桃」と呼ばれていたそうで、これはこの桃を扱っていたのが伊達果実(だてかじつ)農業協同組合で、その農協の事を略して「だてか」と呼んでいたことに因んでおり、その後現在の「だて白桃」という名称に改められたとのことです。

産地

「伊達白桃」の主な産地は育成された福島県と隣接する山形県、それに長野県で、農林水産省がまとめた2016年産特産果樹生産動態等調査によるとその栽培面積は長野県が18.6haで最も広く、次いで山形県が15.5ha、福島県12.2haとなっています。

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