果物手帖
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あぶくま

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特徴

「あぶくま」は果形が扁円で果肉が乳白色、果重が300g程度、育成地(福島県伊達郡伊達町)において9月中旬に成熟する晩生種となっています。酸味や渋味がないので、甘さをダイレクトに感じられる品種です。さらに果汁が豊富でジューシーなのでスイートな味わいが堪能できます。秋に特別な桃が食べたくなった時は、この「あぶくま」がおすすめです。

旬の時期

あぶくまが市場に出回る旬は9月上旬から下旬にかけてとなります。

肉質が緻密な歯ごたえのある果肉が特徴で、甘みの強い品種です。固め好きな方から、追熟をすることにより柔らかめがお好みの方まで美味しく食べられる桃です。

歴史

「あぶくま」は福島県伊達郡の小野武司が1986年に購入した「ゆうぞら」を自園で高接ぎし、1988に結実した中から成熟期の遅い枝を発見し、以後、増殖を行うとともに福島県伊達農業改良普及所の協力を得て特性の調査・確認を行って育成を完了した桃で、1993年登録出願、1995年品種登録されています。

産地

あぶくまの栽培面積を農林水産省の平成27年産特産果樹生産動態等調査で調べたところ、山形県10.5ha、福島県3.3haの2か所だけ記載がありました。主な産地はこの山形県及び福島県ですが、その他の桃の生産地でも個々の農園で少しずつ栽培されているものと思われます。

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