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夢桃香

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特徴

「夢桃香(ゆめとうか)」は早生の硬肉桃品種で、山梨県における早生の主要品種である「日川白鳳」の核割れが発生しやすいという問題を解決すべく、替わる品種として山梨県が開発育成しました。「夢桃香」の果実は、果重300~350gほどで早生種としては大きめで、果形は短楕円でやや縦長の果形になる傾向があるようです。果皮色は乳白の地色に広く赤く着色しやすく、表面の毛は普通並みです。果肉は硬肉モモと言われるタイプで硬く、樹上での果実硬度は 2.0kg 程度までは低下しても、それ以下にならない特性をもち、普通の桃のように柔らかくはならなず、収穫後も柔らかくなりにくいことから日持ちが良いのが大きな特徴となっています。

旬の時期

7月上旬とされています。

しっかりとした食感と果汁もしっかりとあり、これまでのモモとは違う新しい肉質が特徴です。

歴史

「夢桃香」は2006 年山梨県果樹試験場において、大玉で着色良好な「モモ山梨 6 号」(「ちよひめ」×「八幡白鳳」)に「日川白鳳」の花粉を交配、得られた42の実生を育成しました。2019年「甲斐トウ果17」として品種登録し、「夢桃香/ゆめとうか」を商標登録出願しました。2022年本格的な出荷が始まった最新の桃です。

産地

「夢桃香」は山梨県が育成したオリジナル品種で、この名称も山梨県の登録商標なので、産地は山梨県のみとなります。主な産地はぴー一番ブランドで知られる加納岩地区や春日居地区などを含むJAフルーツやまなし管内、大糖領ブランドの御坂地区や一宮などと思われます。

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