ログイン

会員登録

果物手帖
果物手帖

黄金桃

黄金桃
果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

黄金桃とはどんな桃?

黄色い桃には、「黄美娘(きみこ)」や「黄ららのきわみ」、「黄貴妃」など実はたくさんの品種があり、その中でも黄金桃は特に食味が良く、老若男女を問わず人気です。一般的に黄色い桃は、生食用よりも缶詰などの加工用として栽培されることが多いですが、黄金桃はその優れた食味から、生食用として盛んに栽培されています。

ここでは、そんな黄金桃の特徴を詳しく解説します。そもそも黄金桃とはどんな桃なのか、味わいや旬の時期など詳しく見ていきましょう!

味わい

黄金桃が多く出荷されるのは8月下旬頃から9月中旬頃です。

味わい

果皮が鮮やかな黄色で、果肉も濃い黄色をしているのが特徴です。肉質は緻密で、とろけるように滑らかな舌触りを楽しめます。強い甘みの中に程よい酸味も感じられ、コクのある濃厚な味わいです。

また果実のサイズは250~300gくらいと大きめで、食感もしっかりとしているため非常に食べ応えがあります。完熟すると、マンゴーに似た甘くて芳醇な香りを放ちます。

旬の時期

黄金桃は晩生種なので、桃のシーズンが終盤に差し掛かった8月下旬頃から9月中旬頃に多く出回ります。ただし黄金桃は希少性が高く、店頭にはあまり並ばないため、逃さずゲットしたい人は通販のお取り寄せを利用するのがおすすめです。

栽培の歴史

黄金桃は、「川中島白桃」の偶発実生として誕生し、長野県の池田氏が育成した桃です。白桃から黄桃が誕生する現象は自然界でよく見られ、育成者の池田氏が「ゴールデンピーチ」という商品名をつけています。黄金桃は黄色い桃の総称としても使われますが、特産果樹生産動態等調査ではそれぞれ別の品種として分類されています。

主な産地

黄金桃の主な産地は、以下の通りです。

  • 長野県:48.4ha(37.26%)
  • 山形県:28.3ha(21.79%)
  • 福島県:23ha(17.71%)
  • 山梨県:17.7ha(13.63%)
  • 秋田県:4.5ha(3.46%)

黄金桃は長野県や山形県を中心に、日本を代表する桃の産地で広く栽培されています。しかし、白桃系や白鳳系などの品種に比べるとまだまだ生産量は少なく、レアな存在です。

黄金桃は甘くて濃厚な桃が好きの方におすすめ

桃の品種は国内だけでも100種類を超えるといわれ、味わいや食感などの特徴がそれぞれ異なります。黄金桃は桃の中でも甘みが強く、濃厚な味わいが特徴です。このような桃が好きという人には特におすすめなので、ぜひ一度味わってみてくださいね◎

黄金桃はどこで購入できる?

黄金桃を購入するなら、できれば新鮮で美味しいものを選びたいですよね◎スーパーなどで購入できる黄金桃はもちろん美味しいですが、産地直送の通販サイトを利用すると、より新鮮なものをゲットできますよ。

日本で屈指の桃の産地である山形県に拠点を置く、JAさがえ西村山の公式通販サイトには、旬の時期が近づくと黄金桃の販売予定がいち早く掲載されています。注文から発送までもスピーディーなので、旬を迎えた新鮮な黄金桃をゲットしたい人はぜひチェックしてみてくださいね!


黄金桃の食べる上でのポイント

新鮮な黄金桃をゲットした際は、その美味しさを最大限に味わいたいですよね◎桃はデリケートで日持ちしにくく、食べ頃を見極めるのが難しい果物です。また切り方や食べ方にも美味しく味わうポイントがあり、これを知っておくと黄金桃の魅力をより堪能することができますよ!

美味しい黄金桃の見分け方

黄金桃を美味しく味わうには、まず食べ頃で美味しい黄金桃を見分けることが肝心です。店頭で黄金桃を選ぶ際は、以下のようなポイントに注目してみましょう!

  • 果皮にハリがあり、うぶ毛がきれいに生えていている
  • 触ると弾力があり、ヘタ周りの果肉は少し柔らかい
  • 甘い香りを強く感じる

店頭で黄金桃を選ぶ際は、果皮にハリツヤがあり、全体的にしっかりと産毛が生えているものを選びましょう。またヘタの周りに触れたとき、少し柔らかく感じられれば、完熟のサインです。さらに桃特有の甘い芳香が強く香っているものは、食べ頃といえるでしょう。

上手な洗いかた・切り方

黄金桃を食べる際は、まず表面に生えている産毛をしっかりと洗い落としましょう。果実を流水に当てながら、手のひら全体でこするようにして洗います。洗っていると、次第に皮の手触りがツルツルになり、キュッキュと音がしてきます。あとは皮を剥いて丸ごと噛り付くのも良いですし、カットして食べるのも良いでしょう。

桃をキレイにカットする方法は、以下を参考にしてください◎

  1. 桃を優しく持って縫合線に沿って包丁を入れて一周させます
  2. 手のひらで包むように持ち、切り込みに沿って上下に捻って割ります(※アボカドをイメージするとやりやすいです)
  3. 6〜8当分にカットしてから種を取ります
  4. 包丁を寝かせて桃の実と皮の間に入れ込み滑らせるようにして皮を剥きます

美味しさを長持ちさせる保存のコツ

黄金桃は、果肉がしっかりしているため他の品種に比べると日持ちしますが、そもそも桃はデリケートで保存に不向きな果物なので、購入後はできるだけ早めに食べきるようにしましょう!目安としては2~3日以内で、保存する際は新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保管するのがおすすめです。

こちらの記事では、桃の正しい保存方法について解説しています。黄金桃の美味しさをできるだけ長くキープさせたい人は、ぜひ合わせてチェックしてくださいね◎

桃を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

関連記事