特徴

「スウィート光黄」の果実はやや大玉で果皮の色は地色が濃い黄色で、日光に当たっていた部分はぼかしたような赤色に色付きます。果肉は黄色で部分的に赤いサシが入ったように色が付き、種の周りの着色はほとんどありません。肉質は半不溶質でサクサクとした食感が楽しく、硬めの桃が好きな人におすすめの品種です。果汁も多く、濃厚な甘さでフルーティーな味わい。熟した時の綺麗な濃いオレンジ色はとても美しいので、しっかりと追熟させてから頂きましょう。

旬の時期

育成地の福島県で8月下旬に成熟する晩生種となっており、収穫は栽培地や環境などで多少差がありますが8月中旬ごろから始まるようです。よってスウィート光黄の旬は8月下旬から9月上旬にかけてとなります。

味

肉質は半不溶質で硬めです。果汁は多く、甘味が多いが酸味は少なくその分、より甘く感じるタイプです。

歴史

スウィート光黄は1986年に福島県伊達郡の斎藤賢一氏が自園において「まなみ」に「ゆうぞら」を交配し、できた種を翌年播き育成、1990年に初結実、以後、増殖を行いながら特性調査を行い、1997年に株式会社福島天香園によって登録出願、2001年に品種登録されています。出願時の名称は「光黄」だったそうです。スウィート光黄は大玉で果皮が濃黄、果肉が黄色い晩生種の黄桃です。

産地

スウィート光黄の主な産地は山形県です。ただ、農林水産省がまとめている特産果樹生産動向調査では2018年現在まだ対象品種となっておらず栽培面積などは分かりませんでした。