なすは冷凍してOK?美味しさを逃さない保存のコツや活用レシピを紹介!

なすは冷凍してOK?美味しさを逃さない保存のコツや活用レシピを紹介!

夏から秋にかけて旬を迎えるなすは、甘みがあってみずみずしく、様々な料理に活用できますよね◎しかし通常、なすはあまり日持ちしないため、「冷凍できれば便利なのにな」と考える人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、なすの冷凍保存について解説します!なすを冷凍するやり方や、冷凍なすを美味しく手軽に食べられるおすすめレシピも紹介するので、旬のなすを長く便利に活用したい人はぜひ参考にしてくださいね♪

なすを冷凍するメリット

なすは生のままでも、加熱した後でも冷凍することができます◎変色したり、水分が抜けてしまう前に冷凍することで、美味しさをキープしたまま保存できますよ。

ここでは、なすを冷凍する2つのメリットについて見ていきましょう!

山形 特産品 通販

冷凍なら最大1カ月も保存可能に

なすは暑さや湿度に強い一方で、寒さと乾燥に弱く低温障害を起こしやすい性質を持っています。そのためなすの保存は本来常温が適しており、2~3日以内に食べきるのがおすすめです。また冷蔵庫の野菜室で保存すると1週間ほど日持ちさせることができますが、冷気によって変色や食感が悪くなってしまう恐れがあります。

なすは水分量が多く、冷凍にはあまり向かないと思われがちですが、ポイントをおさえて正しく保存すれば、美味しさをキープしたまま最大で1カ月ほど日持ちさせることができます。数日中に使い切れそうにないときは、早めに冷凍保存に切り替えましょう◎

調味料の味が染み込みやすくなる

なすは元々、果肉が柔らかくジューシーなので、煮物や揚げびたしにすると味がよく染み込んで美味しいですよね◎さらに冷凍すると、果肉の細胞が壊れてより調味料が染み込みやすくなるため、調理時間を短縮することができます。

冷凍なすは短時間でじっくりと調理されたような味わいに仕上がるため、料理にあまり時間が取れないときや、プラス一品欲しいときに大活躍しますよ。

なすを冷凍する方法

なすを冷凍するときは、用途に合わせて下処理しておくことが大切です◎まだ使いたい料理が決まっていないときは、いくつかの方法に分けて冷凍しておくことで、使える料理の幅が広がって便利ですよ!

丸ごと冷凍

丸ごと冷凍したなすは、蒸しなすや揚げびたしに使うのがおすすめです。なす本来の形や繊維がしっかりと残るので、なすを主役とした料理にピッタリですよ◎

【冷凍手順】

  1. なすを洗い、しっかりと水気を拭き取ります
  2. ラップで包み、冷凍可能な保存袋に入れます
  3. 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます

ヘタは解凍した後に切り取れば良いので、そのまま冷凍してOK!手間がかからず簡単に冷凍できるので、手元にたくさんなすがあるときはぜひお試しください。

カットしてから冷凍

カットしてから冷凍したなすは、カレーや麻婆豆腐などに使うのがおすすめです。丸ごと冷凍するよりも素早く凍るため食感の変化が気になりにくく、調理の手間も省くことができますよ◎

【冷凍手順】

  1. なすを輪切り(厚さはお好み)にし、5分ほど水にさらします
  2. しっかりと水気を拭き取り、冷凍可能な保存袋に入れます
  3. 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます

輪切りにすることで解凍時間も短縮でき、フライパンなどでそのまま調理できます。さらに細かく刻んでから料理に加える場合は、包丁が通る硬さになるまで解凍してから切りましょう。

加熱してから冷凍

焼きなすや揚げなすは、加熱する過程で水分が抜けるため、冷凍しても食感が変わりにくく、美味しく食べることができます◎

【冷凍手順】

  1. 食べる分量ずつに分け、粗熱が取れたらラップで包みます
  2. 冷凍可能な保存袋に入れます
  3. 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます

どちらの場合も、必ず調味料をかける前に冷凍してください。冷凍した焼きなすは、グリルやトースターで10~15分ほど焼いてから皮を剥いて食べましょう。また冷凍した揚げなすは、食べやすい大きさに切り、油で揚げ直せば美味しく食べられますよ。

焼きなすや揚げなすを冷凍する方法やコツについてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください♪

「焼きナスを賢く保存!冷凍テクニックとアイデアレシピ

冷凍したなすの解凍方法と使い方

冷凍したなすは、600Wの電子レンジで1本あたり30秒ほど加熱して解凍しましょう。あとはヘタを切り落とし、丸ごと蒸しなすにするも良し、食べやすい大きさにカットして煮物や味噌汁に加えるも良し◎柔らかくとろっとした食感を時短で味わうことができますよ。

また輪切りにしてから冷凍したなすは、解凍せずそのまま調理できます。麻婆豆腐やスープに加えるためにみじん切りしたい場合は、常温で数分置くと切れる硬さになりますよ。

冷凍なすを使ったおすすめ時短レシピ3選

冷凍なすは、生のなすよりも調味料の味が染み込みやすく、調理時間を短縮することができます。

そんな冷凍なすを使った、美味しい時短レシピを3つ紹介するので、ご家庭でなすを冷凍した際はぜひお試しください◎

レシピ①冷凍ナスで作る麻婆茄子

味の染み込みもよく柔らかくなりやすい冷凍ナスなら、手間がかかるイメージの麻婆茄子も時短で美味しく作れます。

【材料(2人分)】

  • 冷凍ナス(輪切り):3本分
  • 豚ひき肉150g
  • にんにくみじん切り:1かけ分
  • 生姜みじん切り:1かけ分
  • ねぎみじん切り:1/2本
  • 鷹の爪(小口切り):1/2〜1本分
  • サラダ油、ごま油

<合わせ調味料>

  • 水:3/4カップ
  • みそ:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • かたくり粉:大さじ1
  • オイスターソース:大さじ1/2
  • しょうゆ:小さじ1
  • 砂糖:小さじ1
  • 鶏がらスープの素(中華スープの素):小さじ1

 

【作り方】

  1. <合わせ調味料>の材料を合わせておく
  2. フライパンにサラダ油を熱し、中火で豚ひき肉の色が変わるまで炒める
  3. 2に生姜、にんにくのみじん切りを加え、香りが出てくるまで炒める
  4. 3に冷凍ナスを凍ったまま加え、軽く炒め合わせる
  5. <合わせ調味料>を再度よく混ぜてから4に加え、具材が偏らないように均一にする
  6. ふたをして弱火〜中火にし、時々混ぜながら5分ほど煮る
  7. なすに火が通ったらねぎのみじん切りを加え、ごま油をひと回しして完成

レシピ②冷凍ナスの味噌汁

ピで冷凍ナスと合わせる具材は油揚げ。油揚げも時間のあるときにカットして冷凍しておけば、とっても便利です。

【材料】

  • 冷凍ナス(輪切り)
  • 油揚げ
  • だし汁
  • 味噌 

【作り方】

  1. 油揚げは適当な大きさにカットする
  2. 鍋でだし汁(水と顆粒だし、パックだしなど)を煮立てる
  3. 2に凍ったままの冷凍ナスと1を入れ、再度沸騰するまで煮る
  4. 3の火を止め、味噌を溶かしたら完成

レシピ③冷凍ナスのトマトパスタ

だ美味しいパスタにしあがります。手軽に作れるランチにぴったりの一品です。

【材料(1人分)】

  • 冷凍ナス(輪切り):1本分
  • スパゲティ:100g
  • ベーコン:2枚
  • 玉ねぎ:1/4個
  • にんにく:1かけ
  • オリーブオイル:大さじ2
  • スパゲティのゆで汁:大さじ2

<調味料>

  • カットトマト缶:1/2缶
  • ケチャップ:大さじ2
  • 塩:小さじ1/3

【作り方】

  1. 玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切り、ベーコンは2cm幅に切る
  2. 鍋に湯を沸かし、塩を入れ(目安:水1Lに対して塩小さじ1)スパゲティをゆでる
  3. 2からゆで汁を大さじ2ほど取り分けてから、ゆで上がったスパゲティをざるに上げる
  4. フライパンにオリーブ油を敷いて中火で熱し、玉ねぎとにんにくを炒める
  5. 玉ねぎがしんなりしたらベーコンを加え、軽く炒める
  6. 5に冷凍なすを凍ったまま加え、炒め合わせる
  7. 6に<調味料>とスパゲティのゆで汁を加えて混ぜ、ナスが柔らかくなるまで蓋をして煮る(時々混ぜる)
  8. 7にスパゲティを入れ、手早く炒め合わせる
  9. 皿に盛り付けて完成

なすを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、国内屈指の美味しいなすの産地としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、柔らかくとろけるような食感が人気のなす「くろべえ」など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

山形 特産品 通販

SHARE

Xシェアボタン facebookシェアボタン lineシェアボタン ポケットシェアボタン はてなブックマークシェアボタン noteシェアボタン

関連する記事

保存に関する記事

ナスに関する記事

人気の記事