一度にたくさん保存!玉ねぎの冷凍保存で料理の下ごしらえを時短に。

一度にたくさん保存!玉ねぎの冷凍保存で料理の下ごしらえを時短に。

料理に欠かせない野菜の一つ、玉ねぎ。しかし、一度に大量に使うことは少なく、余ってしまった玉ねぎはどう保存していますか? 玉ねぎの保存方法として最もおすすめなのが「冷凍保存」です。玉ねぎを冷凍保存することで、いつでも必要なだけ使えて便利ですよ◎特に、玉ねぎを微塵切りにして冷凍すると、解凍せずともそのまま炒め物や煮込み料理に使え、時短にも繋がります。また、冷凍することで玉ねぎの甘みが引き立つともいわれています。 これから紹介する玉ねぎの冷凍保存術を覚えて、日々の料理をもっと便利に楽しみましょう!

玉ねぎを冷凍保存するメリット

まずは、玉ねぎを冷凍保存するメリットを具体的に見ていきましょう!

玉ねぎの甘みが増す

玉ねぎを冷凍すると、甘みが増して味に深みが出ます。冷凍することで玉ねぎに含まれる糖分が結晶化し、解凍するとその糖分が溶け出して甘みが引き立ちます。

玉ねぎが持つ自然な甘みが増すことで、砂糖の使用量が減り、カロリーも抑えられます。また、時間をかけてじっくり炒めることなく、玉ねぎの甘みを引き出せるので、調理時間も短縮できますよ。冷凍保存という一工夫で、玉ねぎの甘みを引き立てることができるのです。

使い勝手の良い切り方で保存できる

玉ねぎの冷凍保存は、使い勝手の良い切り方にすることでさらに便利になります。主な切り方としては「スライス」「みじん切り」「くし形切り」があります。料理によって使い分けましょう。
まず、「スライス」は汁物や炒め物に最適です。一枚一枚がくっつかないように平らに並べて冷凍します。使用するときはそのまま取り出して利用できます。

次に、「みじん切り」は肉じゃがやハンバーグなど、加熱して使う料理にぴったり。ジップロックに入れ、平らに伸ばして冷凍しましょう。解凍せずにそのまま調理に使え、時短にもつながります。

最後に、「くし形切り」はカレーやハヤシライスなどで役立ちます。これもジップロックに入れて冷凍します。解凍してから調理すると、短時間で火が通り、食感も良くなります。

以上のように、用途に合わせた切り方で冷凍保存すると、非常に便利です。

玉ねぎの冷凍保存方法

ここからは、玉ねぎの冷凍保存方法について紹介します。

使いやすい大きさにカットして冷凍

玉ねぎを冷凍保存する際には、使い勝手の良さを考えて、まずは適切な大きさにカットしましょう。具体的には、煮物や炒め物に使いやすい「みじん切り」、サラダなどに使いやすい「スライス」といった形に切ります。

冷凍保存の手順

  1. 玉ねぎを適切な大きさにカットする。
  2. フライパンで少し炒めてから冷まします。そのまま冷凍すると硬くなりがちですが、炒めることで飴色になり、甘みが増します。
  3. 冷ました玉ねぎを保存用の袋や容器に入れ、空気を抜く。
  4. 冷凍庫に入れる。一枚ずつ取り出しやすいように、平らに広げてから冷凍します。

このように、適切な大きさにカットしてから冷凍保存することで、料理に合わせた玉ねぎがいつでも手元にあり、調理時間を大幅に短縮することが可能です。

大量に手に入ったら丸ごと冷凍

玉ねぎが大量に手に入ったときは、丸ごと冷凍保存がおすすめです。意外と知られていませんが、玉ねぎは皮を剥かずに丸ごと冷凍することが可能です。

その方法はとても簡単。まず、新鮮な玉ねぎの根元と茎の部分を切り落とします。次に、玉ねぎをビニール袋や保存容器に入れて冷凍庫へ。1個ずつ袋に入れると取り出しやすくなります。

冷凍した玉ねぎは解凍せずにそのまま料理に使用できるので、調理時間も大幅に減らすことができます。ただし、丸ごと冷凍した場合、解凍せずに切るには少し力が必要になるので、手を切らないよう注意してください。

冷凍玉ねぎの活用法とレシピ

ここからは、冷凍玉ねぎの活用法と具体的なレシピを紹介します。

煮込み料理の基本材料

冷凍玉ねぎは、煮込み料理の基本的な材料として非常に便利です。カットされた玉ねぎは、用途に合わせて微塵切りや薄切りにして冷凍保存しておくと、そのまま鍋に入れて使うことができます。

例えば、ビーフシチューやハヤシライスなど、玉ねぎが主役の料理には欠かせないですよね。冷凍した玉ねぎを使うと、冷凍と解凍の過程で細胞が壊れ、火が通りやすくなるため煮込み時間が短縮されます。また、冷凍玉ねぎは目にしみにくいので、涙を流すことなくスムーズに調理を進められますよ。

あめ色玉ねぎの作り方

あめ色玉ねぎは、料理の風味を引き立てる万能調味料です。冷凍玉ねぎを使って、簡単に作る方法を紹介します。

  1. まず、フライパンにバターを適量溶かし、そこに冷凍玉ねぎを投入します。冷凍状態でも問題なく炒めることができます。
  2. 次に、中火でじっくりと炒めていきます。この時、焦げ付かないように注意しながら、玉ねぎが透明になるまでじっくりと炒めます。
  3. 透明になったら、砂糖と醤油を加えてさらに炒めます。
  4. 砂糖が完全に溶け込んで醤油とよく絡んだら完成です。

このあめ色玉ねぎは、冷凍保存可能なので、一度に多めに作っておくと便利です。

冷凍保存の際は、ラップに包んでから保存容器に入れると、他の食材の風味が移るのを防げます。また、使いたい分だけ取り出せるように、小分けに保存すると良いでしょう。

玉ねぎの冷凍保存する際の注意点

ここからは、玉ねぎを冷凍保存する際の注意点を紹介します。

霜が付かないようにする

玉ねぎを冷凍保存する際は、霜が付かないように注意が必要です。霜が付くと、玉ねぎの風味が失われてしまうだけでなく、解凍時に水っぽくなってしまいます。

玉ねぎに霜が付かないようにするためには、保存用の袋に入れる前にしっかりと水分を拭き取っておくことが大切です。袋に入れたら、空気をしっかりと抜いて密封します。空気を含んだまま冷凍すると、霜が付きやすくなってしまいます。

保存期間に注意する

玉ねぎの冷凍保存は非常に便利ですが、保存期間には注意が必要です。一般的に、冷凍した玉ねぎは質が落ちることなくおおよそ1ヶ月程度保存できます。

ただし、それ以上の期間保存した場合、風味が落ちる可能性がありますので、出来るだけ早めに使い切ることをおすすめします。

まとめ:冷凍玉ねぎで料理がもっとラクに

玉ねぎの冷凍保存は誰でも簡単にできますし、最大1ヶ月程度日持ちさせることができます。さらに、甘みが増すというメリットもあり、煮込み料理やあめ色玉ねぎ作りといった様々なレシピに活用できます。冷凍玉ねぎを活用すると、毎日の料理がよりスムーズになりますよ◎

まだ試したことがない人は、ご家庭でぜひ玉ねぎの冷凍保存をご活用ください!


玉ねぎの保存方法については、こちらの記事もご参考ください♪

【保存版】玉ねぎを使った人気の料理レシピ15選!炒め物からスープまで幅広く紹介

玉ねぎを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
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