マンゴーの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

マンゴーの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

マンゴーといえば、赤い果皮にオレンジ色の果肉が特徴のアップルマンゴーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、アップルマンゴーだけじゃなく、マンゴーにはさまざまな品種があります。 この記事では、マンゴーの人気品種やその特徴などを解説します。

マンゴーの種類は?

世界にはなんと500種類のマンゴーがあるともいわれています。思っていたより多いですよね。

また、日本で栽培されているマンゴーの品種は、アップルマンゴー、キーツマンゴーの2種類。海外で栽培されているマンゴーは、以下の通りさまざまな種類があります。

  • ガラパオ種ペリカンマンゴー
  • アルフォンソマンゴー
  • マハチャノ種
  • ケンジントンプライド種ピーチマンゴー

海外だと、フィリピンやインド、タイ、オーストラリアなどで栽培されているようです。どの国も温暖な南国。トロピカルフルーツのイメージにふさわしいですよね。

ではここからは、国内で栽培されているマンゴーの品種、アップルマンゴーとキーツマンゴーについてご紹介しましょう。

アップルマンゴー

鮮やかな赤い果皮に、とろけるような甘い果肉がとても贅沢なアップルマンゴー。まさにマンゴーといえば!という品種ではないでしょうか。

国内では主に沖縄県や宮崎県で栽培されています。宮崎の有名なブランドマンゴー「太陽のタマゴ」もアップルマンゴーです。

またアップルマンゴーは、以下のように更に細分化されます。

  • アーウィン種
  • ケント種
  • ヘイデン種
  • トミーアトキンス種

日本で主に流通しているアップルマンゴーは、アーウィン種です。国内のアップルマンゴーの約97%がアーウィン種だそうです。アーウィン種のアップルマンゴーは、他のものに比べて濃厚な甘さが楽しめます。しかし高値がつくことが多く、日常的にいただくのは少し難しいかもしれません。

日本のマンゴーは、流通量の多くを海外からの輸入に頼っています。中でもメキシコのアップルマンゴーでもあるケント種は、日本に輸入されるマンゴーの約半数を占めているそうです。

キーツマンゴー

国内では沖縄県で栽培されているキーツマンゴー。海外だとカリフォルニアで主に栽培されています。緑色の果皮、鮮やかな黄色の果肉が特徴です。

生産量が少なく、旬の時期も8月上旬から9月上旬と短いため、「幻のマンゴー」とも呼ばれています。また、通常のマンゴーに比べかなり大玉で、一玉あたり500g~2kgにもなるそうです。アップルマンゴーが一玉当たり400g程度なので、比べると倍以上大きいということになります。

めったに見かけない珍しい種類ですが、繊維質の少ない果肉には甘みがたっぷり!まるでメロンのようなとろける味わいが楽しめます。

マンゴーの主な産地

国内におけるマンゴーの主な産地は、沖縄県、宮崎県、鹿児島県です。2020年の統計によると、国内のマンゴーの96%がこちらの3県で栽培されている結果となっています。

南国フルーツのマンゴーは、やはり温暖な気候を好みます。沖縄県、宮崎県、鹿児島県は国内でも年間を通じて温かく、マンゴーの栽培には適しているといえるでしょう。

基本的にはビニールハウスで栽培されているマンゴー。ハウス内を温める加温栽培が主流です。しかし沖縄県では国内で唯一、無加温でマンゴーが栽培されている地域もあります。南国の気候を活かした沖縄ならではですね。

【2023年版】マンゴーの人気品種・銘柄とその特徴

ここからは、数あるマンゴーの品種の中でも人気の品種やその特徴を解説します。

キーツマンゴー

1つ目は、アップルマンゴーです。

国内で栽培されているマンゴーの、約9割がアップルマンゴーだそう。まさに日本を代表するマンゴーでもあります。

熟すにつれて更に果皮は赤くなり、芳醇な甘い香りを放つアップルマンゴー。オレンジ色のとろけるような果肉で、人気の高い品種です。日本における旬の時期は4月から9月頃。海外からの輸入品であれば、一年中楽しむことができます。

国産のアップルマンゴーは高価なこともあり、お中元などの贈答品におすすめです。

キーツマンゴー

2つ目は、キーツマンゴーです。

主に沖縄県で栽培されているキーツマンゴー。先ほどもお伝えしましたが、生産量も少なく旬の時期が短いため、「幻のマンゴー」と呼ばれています。旬の時期は8月上旬から9月上旬です。

アップルマンゴーとは異なり、緑色の果皮が特徴。熟しても色が変わらないため、食べ頃の見極めが難しいともいわれています。

また、果肉はすばらしい甘さで、糖度は15度ほどにもなるそう。メロンに匹敵するほどの味わいです。

ケント(ケント種)

3つ目は、ケント(ケント種)です。アップルマンゴーの一種で、ブラジルやペルー、メキシコなどで栽培されています。

果肉の繊維質が少なく、濃厚な甘さが特徴。メキシコ産は3月から8月、ブラジル産は9月から11月半ば頃、ペルー産は12月から3月上旬頃に流通するようです。国産のアップルマンゴーに比べ、年間を通じて楽しめます。国産に比べて安価なのも嬉しいポイントです。

ペリカンマンゴー(ゴールデンマンゴー)

4つ目は、ペリカンマンゴーです。主にフィリピンで栽培されています。

その名の通りペリカンのくちばしのような形が特徴。甘さだけでなく程よい酸味もあり、甘酸っぱい味わいが楽しめます。鮮やかな黄色の果皮であることから、ゴールデンマンゴーとも呼ばれています。

年間を通じて栽培されていますが、フィリピンの乾季である3月から5月に収穫されるものが甘みが強く、美味しいそうです。

マハチャノマンゴー

5つ目は、マハチャノマンゴーです。一般的なマンゴーはタマゴのような丸い形ですが、マハチャノマンゴーは長細い特徴的な形をしています。

マハチャノマンゴーは、原産国であるタイが輸出用に開発した品種です。繊維質が少ないオレンジ色の果肉は滑らかな口当たり。甘みや酸味、香りが強く、人気の品種でもあります。旬の時期は3月から6月頃です。

トミーアトキンス

6つ目は、トミーアトキンスです。主に赤色の果皮とオレンジ色の果肉から、国内ではアップルマンゴーの一つとして扱われることもあります。

果肉の繊維質が多く、さっぱりとした甘さが特徴です。国産のアップルマンゴーに比べると甘みが少ないと感じる方もいるかもしれません。しかし、果皮に傷がつきにくく、マンゴーの中では日持ちもするそうです。

メキシコ産の旬は4月から5月、ブラジル産は11月から12月頃が旬となっています。

アルフォンソマンゴー

7つ目は、アルフォンソマンゴーです。原産国のインドにおける旬の時期は4月から6月。日本には8月頃に出回ります。収穫期も出回り時期も短いため、貴重なマンゴーといえるでしょう。

またアルフォンソマンゴーは、芳醇な香りと果肉のズバ抜けた甘さから「マンゴーの王様」ともいわれています。加工しても風味が落ちないことから、国内では缶詰やジュース、ピューレなどに加工されることも多いようです。

夏小紅(なつこべに)

8個目は夏小紅です。主に沖縄県の宮古島で栽培されています。

旬の時期は6月下旬から7月下旬ころ。収穫直後の果皮は緑色ですが、熟すにつれて全体的に黄色っぽくなります。とても薄い果皮なので、取り扱いには気を付けましょう。

果肉の繊維質、酸味共に少ないのが特徴です。そのまま食べるのはもちろん、冷凍してシャーベットのようにしても美味しくいただけます。

まとめ

マンゴーの人気品種を8種、ご紹介しました。

国産のマンゴーといえばアップルマンゴーですが、実はマンゴーにはさまざまな種類があります。比較的高価な国産マンゴーに比べ、輸入品のマンゴーはリーズナブルに購入できるでしょう。

マンゴーの味わいも、品種によってさまざまです。色々食べ比べてみて、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

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