バナナの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

バナナの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

甘くて濃厚な味わいが楽しめる果物バナナ。大人から子どもまで人気で、生食はもちろんお菓子作りの材料としても幅広く活用できますよね◎そんなバナナには、実はたくさんの品種があり、それぞれ違った特徴があるのをご存じでしょうか。 そこで今回は、バナナの品種について紹介します!主な種類や日本でメジャーな品種、また贈答用としてもおすすめな人気ブランドまで詳しく紹介するので、いつもと一味違った美味しいバナナを味わってみたい人はぜひチェックしてくださいね♪

バナナの種類は?

バナナの品種は世界に300種類もあるといわれ、味や食感、見た目などそれぞれ違った特徴を持っています。バナナの品種は、主に「生食用バナナ」と「調理用バナナ」の2種類に分けられ、国や地域によって食べ方の文化も異なります。

まずはこの2種類のバナナについて、代表品種や食べ方の違いを詳しく見ていきましょう!

生食用バナナ

生食用バナナは日本でもなじみ深く、スーパーなどの店頭で1年中購入することができます。生食用として販売されているバナナは果肉が柔らかく、独特の甘い香りがあります。世界的にも、よく熟した果肉を生でそのまま味わうことが多く、古くから南国フルーツの代表格として親しまれています。

代表品種には「ジャイアント・キャベンディッシュ」、「セニョリータ」、「モラード」などがあり、日本のスーパーでは国産品より輸入品の方が多く出回っています。また国産の生食用バナナでは沖縄県の「島バナナ」や「三尺バナナ」などが有名です。

調理用バナナ

調理用バナナは生食用とは違い、硬くイモ類に似た食感の果肉が持ち味です。海外のバナナ産地では皮を剥いて焼いたり、揚げ物や煮込み料理の材料として幅広く活用されています。またインドでは調理用バナナをカレーに加える文化があり、香辛料の効いた辛い味付けに甘みとコクをプラスしてくれる重要な食材となっています。

代表品種には「プランテイン」、「ツンドク」、「カルダバ」などがあり、いずれもフィリピンなどの外国産です。調理用バナナは日本ではあまりなじみがなく、国内ではほとんど作られていません。

日本に多く出回っているバナナの品種は?

日本のスーパーや八百屋さんに最も多く出回っているバナナの品種は「ジャイアント・キャベンディッシュ」です。主な産地はフィリピン、エクアドル、ペルーとなっており、比較的リーズナブルな価格であるにも関わらず、安定した美味しさがあります。

また「グラネイン」という品種も日本では多く出回っており、ジャイアント・キャベンディッシュに比べ濃厚でコクのある甘みを楽しめます。またグラネインは成長が早く丈夫なため、家庭菜園で育てるのにもおすすめの品種です。

バナナの主な産地は?

世界的に見たバナナの主な産地は、1位フィリピン、2位エクアドル、3位メキシコとなっています。中でも生産量1位のフィリピンは、年間約約83万トンものバナナを出荷しており、80%ものシェアを誇ります。

日本国内の主な産地は沖縄県と鹿児島県です。市場に出回っている国産バナナの多くは沖縄県で生産されており、島バナナをはじめとする人気品種が数多く存在しています。一般的に、外国産バナナと国産バナナとでは国産の方が高価で入手し辛い半面、甘みやジューシーさに優れた良質な味わいを楽しめますよ◎

国産バナナの人気品種・ブランドとその特徴

島バナナ

島バナナは、元々マレーシア原産と考えられており、後に小笠原諸島へとわたったものが沖縄県に移入され、現代まで栽培が受け継がれてきました。島バナナは短くずんぐりむっくりした形をしており、収穫時は鮮やかな緑色をしています。それを追熟させ、果皮が黄色く色づいた頃から順次出荷されていきます。

しかし島バナナは風害の影響を受けやすく、収量に限りがあるため、産地である沖縄県でも滅多に店頭には出回らないほど貴重な品種です。味わいはねっとり濃厚な甘みと、ほのかな酸味のバランスが良くとても美味です◎

ひかりバナナ

ひかりバナナは、山口県で誕生した国産品種で、ふるさと納税品に選ばれるなど県を代表する特産品となっています。安心安全の無農薬栽培で作られており、皮ごと食べられるのが大きな特徴です。

味わいは糖度が高くしっかりとした甘さを感じられ、非常にジューシー◎また独特の甘い芳香が高く香り、その優れた味わいと香りから「奇跡のバナナ」とも呼ばれています。

瀬戸内バナナ

瀬戸内バナナは、岡山県で誕生したブランドバナナで、「グロスミシェル」という品種です。ひかりバナナ同様に農薬不使用、さらに肥料にもこだわりの有機物が用いられるなど、品質重視で栽培されているため、こちらも皮ごと食べることができます。

瀬戸内バナナの皮にはサクサクとした心地よい歯ごたえがあり、果肉はもっちりと柔らかく食感の違いも存分に楽しめます◎また糖度は18度以上と非常に高く、まるでスイーツのような甘みを堪能できますよ。

NEXT716

NEXT716は、宮崎県で誕生した国産品種で、「凍結解凍覚醒法」という独自の製法で栽培されています。凍結解凍覚醒法によって植物本来の力を覚醒させたNEXT716は、寒さや病害虫に負けず元気に育ち、栄養をたっぷりと蓄えた美味しいバナナに仕上がっています。

香り高く滑らかな口当たりで、頬張ると口いっぱいに芳醇な甘みが広がりますよ◎価格帯は6本で4,000円強とお高めですが、輸入品など日常的に味わえるバナナにはないワンランク上の美味しさが詰まっています。

もんげーバナナ

もんげーバナナは、瀬戸内バナナと同じ岡山県で誕生したブランドバナナで、品種も同じ「グロスミシェル」です。もんげーバナナと瀬戸内バナナは生産農園が異なり、瀬戸内バナナは1本300円なのに対し、もんげーバナナは1本650円ほどとやや高価です。

「もんげー」とは岡山県の方言で「すごい」という意味で、そこから名付けられたもんげーバナナは味わいや食感に優れた非常に美味しいバナナです。果肉は甘みが強くもっちりとした食感で、フキのような柔らかさのある皮も美味しく食べられますよ◎

神バナナ

神バナナは、日本で屈指のバナナ産地である鹿児島県で誕生したブランドバナナです。水、土地、管理全てにこだわって作られた高級バナナとして人気を集めています。濃厚でコクのある甘みと芳醇な香り、柔らかくジューシーな食感の三拍子揃ったまさに「神級」の美味しさです◎

しかし神バナナを購入できる店は、地元でも生産農家の本社以外ではわずか2店舗ほど。希少性が高く市場にあまり出回らないため、逃さずゲットしたい人は産地直送の通販サイトを利用しましょう。

ともいきバナナ

ともいきバナナは、鹿児島県と三重県で特別育成された品種です。「アグレボ農法」という先進的バイオテクノロジーを用いた施肥手法によって栽培され、免疫力向上やアンチエイジングなどに効果的な栄養たっぷりのバナナに育っています。

ともいきバナナは体に良いだけでなく、食味も非常に優れており、酸味や青臭さのないまろやかで芳醇な甘みを楽しめます◎栄養価と食味の両方を兼ね備えたともいきバナナは、他のブランドバナナと比較してもやや高価で、1本877円ほどとなります。

まとめ

今回は、バナナの品種について紹介しました!

バナナには300種類もの品種が存在し、大きく分けて生食用と調理用に分類されます。日本でなじみ深い生食用バナナの多くは輸入品で、フィリピン産やエクアドル産の「ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種が最もメジャーです。

しかし国内にも美味しいバナナの産地があり、各地域でブランドバナナや国産品種が誕生しています。普段スーパーで購入できる外国産バナナだけでなく、日本で育った美味しい国産バナナを味わってみたい人は、ぜひ各産地の通販サイトを覗いてみてくださいね♪

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