ブルーベリーの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

ブルーベリーの人気品種と特徴!品種ごとの美味しさや旬の時期について知ろう

ブルーベリーは、美味しさや旬の時期によって品種が異なります。ブルーベリーの品種には、ラビットアイ系とハイブッシュ系があり、それぞれに特徴があります。この記事では、ブルーベリーの種類別の特徴や見分け方、おすすめ品種を紹介しています。ぜひ自宅で育ててみたい方も必見です!

ブルーベリーの種類は?

ブルーベリーには、ラビットアイ系、ハイブッシュ系の2つの系統があります。

ラビットアイ系

ブルーベリーのラビットアイ系は、暑さや乾燥に強く、比較的大きな実を付けます。酸性度が低いph4.3~5.3の土壌でも育つ品種です。ラビットアイ系のブルーベリーは、ハイブッシュ系と比べると耐寒性に劣るため、寒冷地では栽培されません。温暖な地域で栽培されており、日本でも沖縄県や鹿児島県などで生産されています。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系は、日本で主に栽培されているブルーベリーの一種です。ラビットアイ系より寒さに強く、関東以北での栽培に適しています。また、ハイブッシュ系には、ノーザンハイブッシュ、ハーフハイブッシュ、サザンハイブッシュの3種類があります。それぞれの種類によって、低温や耐寒性が異なります。好酸性のため、土壌pH4.3~4.8の範囲で好適とされています。

ハイブッシュ系とラビットアイ系の違い

ラビットアイ系とハイブッシュ系の生産量にはかなり差があり、ラビットアイ系の品種はハイブッシュに比べ約2倍の生産量があります。ジャムやケーキなどスイーツに加工するのがおすすめな品種は、酸味を感じるノーザンハイブッシュ系です。レモンの代わりに、甘いスイーツの味を引き締めるのにも最適です。ラビットアイ系は甘みがあり、表皮がくずれにくくて粒の形と食感の両方を味わえるので、生食にはサザンハイブッシュがおすすめです。甘みが強いので、デザート感覚で食べられます。

ブルーベリーの主な産地

世界のブルーベリー産地は1位アメリカ、2位ペルー、3位カナダです。トップ5位以内のすべてがアメリカ大陸で生産され、その生産量は世界の3/4を占めます。日本のブルーベリー産地は1位東京都、2位群馬県、3位茨城県、4位長野県、5位千葉県となります。

【2023年版】ブルーベリーの人気品種・銘柄とその特徴

品種や銘柄の特徴をご紹介します!生のブルーベリーは産地の直売所やインターネットで購入できます。

エリザベス

ノーザンハイブッシュ系のエリザベスは、6月中旬から7月上旬頃に収穫時期を迎えます。大粒の果実で甘い香りが特徴。甘みと酸味のバランスがよく、風味はブルーベリーの中でも最上級です。

チャンドラー

ノーザンハイブッシュ系のチャンドラーは、6月下旬から7月上旬頃に収穫時期を迎えます。さっぱりとした酸味がある品種です。ブルーベリーは小粒の印象が強いですが、スパルタンは世界最大級の500円玉サイズです。巨峰より大きなサイズ感は、食べ応えがあります。収穫量が少ないため希少価値は高くなります。

アーリーブルー

ノーザンハイブッシュ系のアーリーブルーは、6月上旬から6月下旬頃に収穫時期を迎えます。クラシカルな品種で、上質で濃厚な味わいと、ほのかに香気があります。果肉は大きめの中粒で、実の締りも良い。

ラヒ

ラビットアイ系のラヒは、7月下旬から8月下旬頃に収穫時期を迎えます。ブルーベリーの中でも特に甘く、生クリームのような味わいが特徴です。

シャープブルー

サザンハイブッシュ系のシャープブルーは、6月中旬から7月上旬に旬を迎える早生品種です。果肉は柔らかくてジューシーで中粒サイズ。酸味より甘みが勝ります。

フクベリー

ラビットアイ系のフクベリーは、8月中旬から10月頃までの超晩生種。大きな物サイズが特徴です。果皮が薄くて食べやすく、収穫後の日持ちもする品種です。

パウダーブルー

ラビットアイ系のパウダーブルーは、7月中旬から9月上旬頃に収穫時期を迎えます。9月頃に収穫される果実は熟しているのでとても甘くなります。高級感のある濃厚な甘みと香気ともに良好です。

ベッキーブルー

ラビットアイ系のベッキーブルーは、7月上旬から7月下旬頃に収穫時期を迎えます。果実のサイズは大きめで、甘みと酸味のバランスが良い早生品種。

ティフブルー

ラビットアイ系のティフブルーは、7月中旬から8月上旬に収穫時期を迎えます。果実のサイズは中粒。甘みが強く、酸味が少ない特徴があります。1955年に誕生したクラシックな品種ですが、その人気は強く、いまだにラビットアイ系の標準品種となっています。

あまつぶ星

ノーザンハイブッシュ系のあまつぶ星は、7月上旬から7月下旬頃に収穫時期を迎えます。群馬県が開発した糖度が高く甘みが自慢の品種。酸味が少ないので、子どもからお年寄りの方まで食べやすい品種です。

まとめ

ブルーベリーは、ケーキなどスイーツのトッピングを飾ったり、ジャムなど加工されたものを食べたことはあっても、生のブルーベリーを食べたことがない人も少なくないのではないでしょうか。今回ご紹介したのは、ほんの一握りの品種。日本で流通するブルーベリーの品種は100種類を超えるそうです。生のブルーベリーは直売所や通販で購入したり、ブルーベリー狩りでは品種の食べ比べもできるのでおすすめですよ!

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