【レモンの品種】酸味が少ないor酸味が強いレモンの品種をご紹介!

【レモンの品種】酸味が少ないor酸味が強いレモンの品種をご紹介!

レモンは爽やかな酸味があって、生で食べると顔をすぼめてしまうほど酸っぱい柑橘類。柑橘の香りが欲しいけど、酸っぱすぎるのが苦手な人もいますよね。 今回の記事ではレモンの品種をご紹介すると共に、酸味が少ない、または酸味が多いなど味の特徴をご紹介します。

レモンの基礎知識

スーパーで販売されているレモンのほとんどは輸入品となり、1年中手に入れることができます。国産レモンは広島や愛媛県の瀬戸内海地方や和歌山県などで多く栽培されています。

レモンの特徴

レモンはミカン科ミカン属の柑橘で、インドが原産とされています。5~6月頃に香りの良い白い花を咲かせます。輸入レモンは1年中出回り、国産レモンは10~12月にはグリーンレモンとして出荷され、1~3月は黄色く色付いたレモンが出荷されます。

レモンの栄養素

レモンの代表的な栄養素には、クエン酸、ビタミンⅭ、ポリフェノール、リモネンが含まれています。酸っぱ味のもととなるクエン酸は、カルシウムなどのミネラルを効率よく摂取することができるキレート作用と、減塩効果があります。ビタミンⅭは皮膚や粘膜がの健康を維持し、抗酸化作用を持つ栄養素です。また、ポリフェノールは、抗酸化作用があるため美容効果が期待できます。爽やかな香りの正体、リモネンはリラックスを促す効果があります。

レモンの主要品種

エビフライや唐揚げ、レモン水など、普段の食事にも並ぶレモン。スーパーなどでは、レモンの品種まで表記されていることが珍しいので、一体どんな品種を食べているかまではご存じないのではないでしょうか。レモンには様々な品種がありますが、世界で最も栽培されているユーレカや、スイートな味わいのマイヤー、酸味が強いジェノバ・リスボンを取り上げてご紹介します。

ユーレカ

世界で最も栽培されている品種ですが、イタリアや地中海沿岸、日本ではほとんど栽培されていません。寒さに弱いため日本の気候に適していませんが、ハウスでの栽培は可能です。主な産地はカリフォルニアの太平洋沿岸やオーストラリア、イスラエルなど。果肉が柔らかくてジューシー。香気も良好です。ユーレカにはアレンユーレカレモンとクックユーレカレモンの2種類があり、家庭菜園にもよく用いられています。

リスボン

リスボンはレモンの品種の中でも耐寒・耐暑があり、風害にも強い特徴があります。アルゼンチンやカリフォルニアが主な産地です。レモンは一般的には寒さに弱いのですが、リスボンは耐寒性があるため、日本国内でも露地栽培が可能な品種です。香りも酸味も強めです。

ジェノバ

イタリアの都市、ジェノバが発祥とされるレモンの品種。現在では南米やチリ、アルゼンチンが主な生産地となります。種が少なく、香りが良好。酸味が強く、果汁が豊富です。日本国内では栽培があまりされていません。

マイヤー

マイヤーレモンは厳密にいうとレモンではなく、オレンジとレモンの自然交配で生まれた交雑種です。レモンの果皮はザラザラとしていますが、マイヤーはつるりとしています。熟すと黄色ではなく、オレンジがかった濃い色の実がなります。形はラグビーボール型ではなく、丸っこい形をしています。他のレモンより酸味が少なく、味がまろやか。爽やかというよりは、甘い香りが漂います。生で果肉を食べることもできます。日本でも栽培されている品種です。

スイートレモン

スイートレモンはその名の通り、レモン特有の酸っぱさが少なく、甘みを感じるスイートなレモン。大きさはオレンジ程の大きさで、見た目は小ぶりなグレープフルーツのように見えます。果肉は淡い黄色で果汁が多い特徴があります。成熟時期の11月以降には酸っぱさを感じないほどです。国内ではあまり流通していません。

新鮮でおいしいレモンの見分け方

手に取ったとき、表面がデコボコしていなくてつるんと綺麗なもので、皮に張りがあるものは果汁がたっぷり入っている証拠です。反対に表面がデコボコしているレモンは、果汁が少ないことが多くなります。張りがなく、触るとブヨブヨとしているレモンは鮮度が落ちている可能性があります。同じ品種で見比べたとき、ずっしりと重みのあるレモンを選びましょう。

まとめ

レモンの爽やかな香りの成分は果汁ではなく、皮に多く含まれています。香りを楽しむなら皮を、酸味を味わいたいなら果汁をお使いください。お料理に皮も使うなら、防カビ剤とワックスが塗布されていない国産レモンがおすすめです!

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