特徴

「あきづき」の果実は大きめで、平均果重が500gほどと「豊水」より大きく、果形は扁円形で果皮色は黄赤褐色です。あきづきという名前は、秋に収穫されること、そして形が月のように丸いことが由来だそうで、店頭では「秋月」と書かれていることもあります。

旬の時期

「あきづき」はやや晩生種で育成地の茨城県つくば市では９月下旬ごろに収穫期を迎えます。本種は産地も全国に広がっており、九州辺りでの収穫期は8月下旬ごろから始まり9月上旬に最盛期となります。市場に多く出回るのは9月上旬から10月上旬にかけてでこの時期に旬となります。

味

果肉は「幸水」「豊水」並みの硬さで糖度は12度前後になり酸味が少ないため、甘みを強く感じることができます。果肉は柔軟で果汁がたっぷり含まれているので梨らしい味わいを楽しめます。

歴史

「あきづき」は、「新高×豊水」と「幸水」の交雑により誕生した赤梨です。農研機構果樹研究所で育成され、2001年に品種登録されました。

産地

千葉:71.5ha(17%)
熊本:48.4ha(11%)
栃木:36.9ha(9%)
福島:35.2ha(8%)
茨城:33.1ha(8%)