特徴

「愛梨」または「歓月」は750g程のやや大きめの梨で、形は円形ないし円楕円形で果皮の色は黄褐色から少し赤みを帯びたものまであります。果肉は乳白色をしています。

旬の時期

観月は愛知県において10月下旬に成熟する晩生種で、収穫は10月下旬から11月上旬にかけて行われます。観月は貯蔵性も高く、室温（約15℃）で25日、冷蔵だと200日ほど持つとされています

味

形は丸く綺麗で、果肉が柔らかく滑らかな食感で、糖度が14~15度まで上がり酸味が少なく甘みが強い梨です。

歴史

「愛梨」は正式な品種名は「観月（かんげつ）」で、ＪＡあいち豊田梨部会が共同出荷する際の登録商標です。「観月」は愛知県農業総合試験場において1990年に「新高」に「新星」を交配してできた実生から選抜育成された晩生種の赤梨で、2001年に登録出願、2003年に品種登録されています。

産地

観月は愛知県のオリジナル品種として生み出されたもので、産地も愛知県に限られています。
その中でもＪＡあいち豊田梨部会では、「愛梨」の名称で商標登録し共同出荷しています。