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⚪︎×クイズ!自然薯編(1)

⚪︎×クイズ!自然薯編(1)

おいしい食卓は、知ることから! 毎日の食卓でおなじみの「自然薯」。でも、改めて聞かれると知らないこともちらほら。 「むかごって自然薯のどの部分?」「お好み焼きには長芋?自然薯?」など、意外と知らない、自然薯の【じつは】を、入門・物知り・プロの3段階の⚪︎×クイズ(全10問)にまとめました! クイズを解き進めるうちに、「おっ、そうだったんだ!」という驚きの発見や、明日からすぐに試したくなる美味しい食べ方のヒントがきっと見つかるはず。あなたは果たして何問正解できるでしょうか?ぜひ挑戦してみてください!
産直プライム編集部

産直プライム編集部 sanchoku-prime

くだものコンシェルジュ

日本全国の産地を訪問しているスタッフが、地域で聞いた意外と知られていない秘訣や、おすすめの地域ブランドをご紹介します。

本日のクイズ

26年10月26日出題の⚪︎×クイズ(10問)。スーパーで見かける「山芋」「長芋」「自然薯」の違いをご存知ですか? 実は「山芋」は、長芋や自然薯などの総称として使われる呼び名。長芋も自然薯も、同じヤマノイモ属の仲間ですが、植物としては別種です。その中でも、日本の山野に古くから自生する「自然薯」は、強い粘りと独特の風味が魅力です。

それでは、クイズをどうぞ!

各問題の「▶ 正解と解説を見る」をタップしてください

難易度:入門 ★☆☆
Q1. 自然薯のツルにできる小さな粒「むかご」は、皮をむかずにそのまま調理して食べられる。
▶ 正解と解説を見る

正解:〇

むかごは自然薯の葉の付け根にできる「芽」です。皮が非常に薄いため皮むきが不要で、水洗いして塩茹でにしたり、お米と一緒に炊いて「むかごご飯」にするだけで、秋ならではのホクホクとした香ばしさを手軽に味わえます。

難易度:入門 ★☆☆
Q2. 丸ごと1本の自然薯を長持ちさせるには、乾燥を防ぐためラップをぴったり密着させて保存するのがよい。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

自然薯は湿気がこもるとカビが生えやすいため、ラップで密閉するのは逆効果です。土付きのまま「新聞紙」に包み、風通しのよい冷暗所に置く(または新聞紙に包んでから軽くポリ袋に入れて野菜室へ置く)のが長持ちのコツです。これで2〜3週間ほど鮮度を保てます。

難易度:入門 ★☆☆
Q3. 自然薯のとろろをだし汁でのばす際は、温かいだし汁をそのまま注いで混ぜ合わせるのがよい。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

自然薯に含まれる消化酵素(ジアスターゼ)は熱に弱く、温かいだし汁を入れると粘りや風味が損なわれてしまいます。だし汁はしっかり冷ましてから、すり鉢やボウルでとろろに少しずつ加えてのばすのが、なめらかなとろろ汁にするプロの技です。

難易度:物知り ★★☆
Q4. お好み焼きの生地をふんわり仕上げるには、長芋よりも「自然薯」を入れるほうが効果的である。
▶ 正解と解説を見る

正解:〇

長芋は水分が多くシャキシャキ感を生かす料理に向いていますが、自然薯は水分が少なく粘りと旨味が格段に強いのが特徴です。お好み焼きの生地に少し加えるだけで、長芋以上にふんわり・もっちりとした極上の食感に焼き上がります。

難易度:物知り ★★☆
Q5. 自然薯をとろろにする際は、長芋と同じように皮をきれいにむいてからすりおろすのがよい。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

自然薯は皮の近くに独特の香りと強い風味があります。泥をしっかり洗い流し、ヒゲ根をコンロの火でサッとあぶって焼き切れば、皮ごとすりおろすのが最も香り高く美味しく仕上げるコツです。皮をむく手間も省けます。

難易度:物知り ★★☆
Q6. すりおろして余ってしまった自然薯のとろろは、「冷凍保存」することができる。
▶ 正解と解説を見る

正解:〇

とろろは冷凍保存が可能です。空気に触れないよう1食分ずつ平たくラップに包んで密閉袋に入れれば、約2〜3週間保存できます。食べるときは冷蔵庫で自然解凍すれば、粘りや色合いを保ったまま美味しく楽しめます。

難易度:物知り ★★☆
Q7. スーパーなどで売られているまっすぐな自然薯は、曲がらないように「品種改良」されたものである。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

品種の違いではなく、栽培方法の工夫によるものです。土を入れたパイプを地中に斜めに埋め、その中で育てる「パイプ栽培」によってまっすぐ成長させています。この技術のおかげで、折れにくく調理しやすい自然薯が手頃に手に入るようになりました。

難易度:プロ ★★★
Q8. 自然薯を調理して手がかゆくなったときは、「お酢」で洗い流すと和らげることができる。
▶ 正解と解説を見る

正解:〇

かゆみの主な原因は、皮付近に含まれる「シュウ酸カルシウム」という針状の結晶が肌に刺さるためです。この結晶は酸に弱いため、お酢やレモン汁で洗い流すと結晶が分解されて刺激が治まります(※アレルギー症状の場合は除きます)。

難易度:プロ ★★★
Q9. 自然薯は加熱調理すると、長芋を加熱したときと同じように「サクサク・ホクホク」とした食感に仕上がる。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

水分が多い長芋は加熱するとホクホク・サクサクになりますが、デンプン質が緻密な自然薯は、加熱するとまるで「お餅」のようにモチモチ・フワフワとした強い弾力に変化します。海苔で巻いて揚げる「磯辺揚げ」や、お味噌汁にポトンと落とす「落とし芋」にすると、生とは全く違う極上のもっちり食感が楽しめます。

難易度:プロ ★★★
Q10. 東海道の宿場町としてとろろ汁が有名な静岡県(丸子宿など)では、精進料理の伝統を受け継ぎ、魚や肉のだしは一切使わず「昆布と椎茸の精進だし」だけで味付けするのが鉄則である。
▶ 正解と解説を見る

正解:×

静岡のとろろ汁は、旅人のスタミナ食として親しまれた歴史があり、魚の濃厚なうま味を合わせるのが伝統です。静岡市周辺では「鰹だし×白味噌」、大井川以西では焼津などの「鯖(サバ)だし×味噌」を合わせるなど、地域の豊かな水産資源を活かした力強いだし汁が自然薯の濃厚な風味を引き立てています。

⚪︎×クイズ、自然薯編はいかがでしたか?毎日、「食」に関するクイズをお届けしますので、明日もお楽しみに!

ぜひお楽しみいただいた方は、SNSでのシェアや、お知り合いとの雑談に取り入れてみてくださいね♪

産直プライム編集部おすすめの「奥阿賀の自然薯」

さて最後に、編集部イチオシの産直品をご紹介させてください。

モンドセレクションで3年連続(2022〜2024年)最高金賞に輝いた「東蒲幻米」をはじめ、急峻な山々に囲まれ、昼夜の寒暖差が大きい土地で、知る人ぞ知る良質な農作物が育つ阿賀町。
じつは、新潟県のじねんじょの主な産地のひとつでもあります。阿賀町では、山に自生するじねんじょから品質の良いものを選び抜き、産地独自の品種として大切に育てています。
奥阿賀の自然薯は、新潟県自然薯品評会でこれまでに何度も最高位の県知事賞を受賞してきました。この品評会では、見た目だけでなく、糖度や断面、すりおろした後の変色の有無まで厳しく審査されます。
土にこだわって育てているので、皮はキメが細かくすべすべ。皮ごとすりおろして、天然物にも負けない粘り・味・風味をぜひご堪能ください。


キャプテンMのこぼれ話

芋類なのに生で食べられる珍しい存在で、すり鉢で練れば餅のようになる高級食材、自然薯。

昔の日本で「芋」と呼べば、それは長芋でもサトイモでもなく、この自然薯のことでした。平安貴族も「芋粥」として楽しんだ生粋の日本原産種ですが、実は普段スーパーでよく見る長芋とは全くの別の植物です。長芋が中国などから伝わった外来種(染色体140本)であるのに対し、自然薯は染色体40本の在来種。「自然薯が本物で長芋が偽物」というわけではありませんが、出汁で2倍に伸ばしても香りと粘りが消えない、長芋の4〜5倍にもなる圧倒的な粘り気は、まさに元祖の意地と言えるかもしれません。

この自然薯、実はかなりのひねくれ者かつ気難しい性格をしています。天然物は地下1.5mから2mに向かって曲がりくねって伸びるため、専用の道具を使って半日がかりで掘り出す必要があります。一方、畑では「クレバーパイプ」という筒を斜めに埋めて栽培されて、形がまっすぐになるのですが、「極度の肥料嫌い」だというのが面白い点。肥料分に触れると途端に品質が落ちてしまうため、わざわざパイプの中には無肥料の土を詰めて育てるという、過保護な環境で真っ直ぐな姿を手に入れているそうです。

(ちなみに、深谷ねぎも、固い土壌という過酷な環境だからこそおいしくなるそうです)

ぜひ、旬の名産品を味わってみてください。

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