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果物手帖
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西村早生柿

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特徴

「西村早生柿(にしむらわせがき)」の果実の大きさは220g程でそれほど大きくはなく、やや丸みを帯びた形で表皮は淡い橙色でつやがあり、果肉はやや硬いです。西村早生柿は甘柿の分類には入りますが、不完全甘柿に分類されます。果肉に「ゴマ」という黒っぽい模様が入るのは、渋みが抜けて甘くなったサインで、「ゴマ柿」と呼ばれることもあります。カリカリとした歯切れの良い食感と後味の爽やかさが特徴です。しつこさがないので、甘ったるい甘さが苦手な人でも楽しめます。

旬の時期

西村早生の旬は9月頃で、10月頃まで出回ります。

程よく果汁があり、糖度も15度前後にはなりますが、甘さはさっぱりとしています。

歴史

西村早生柿は1953年に滋賀県大津市の西村弥蔵さんの園地で偶然発見され、1960年に発見者の名前をとり西村早生と名称登録されました。
富有柿と赤柿の自然交雑によって生じたと推察されています。

産地

福岡県:63.4ha(36.75%)
茨城県:20.6ha(11.94%)
岐阜県:15.7ha(9.1%)
鹿児島県:15ha(8.7%)
愛知県:10.6ha(6.14%)

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