特徴
「大和柿(やまとがき)」は干し柿専用として栽培されている完全渋柿の一種です。愛宕(あたご)柿とよく似た形をしていますが、愛宕ほど大きくはならなず、砲弾型の果実を真ん中あたりで切ると断面もほぼ円形で愛宕のような丸みのある四角ではありません。もともと種ができる品種だったようですが、選抜育成された種子無しを栽培している農園が多いようです。
旬の時期
大和柿の収穫は11月中旬頃から下旬にかけて行われます。出回る数が少なく期間も短い柿で、産地の直売所などに並びます。
味
大和柿は干し柿にすると中が甘くトロリとした果肉が魅力的です。
歴史
来歴について明記された記事はございませんでした。
産地
主な産地は四国で、徳島県や愛媛県などで多く作られているようですが、そのほとんどが産地で消費されているローカルな品種です。
農林水産省がまとめた2014年産の栽培面積を見ると徳島県の29.8haのみとなっています。