特徴

「秋泉（しゅうせん）」の果実は500～800gと大玉で、果形は奇麗な丸いものが多く、果肉は多汁で甘味が強く酸味は少なめとなっています。
果皮は黄赤褐をしていて果点が大きいのが特徴で、見た目のインパクトから贈答用としても人気が高い品種です。シャリシャリとした歯応えのある食感と豊富な果汁で食べ応えも抜群。甘くてジューシーな味わいからリピート率の高い品種です。

旬の時期

「秋泉」は秋田県において10月上旬から中旬に収穫される晩生種です。貯蔵はできますが追熟はせず、食べごろの旬は10月中旬から11月上旬辺りにかけてと思われます。

味

酸味があまりなく、糖度は17度以上あるため、甘味が際立っています。果肉は若干やわらかく、果汁を十分過ぎるほど含んでいてジューシーです。口当たりがよいので、小さな子どもや高齢者でも食べやすいと思います。

歴史

秋田県オリジナルの品種で、1993年に「新星」に「豊水」を交雑し、そこから生まれた実生の中から2003年に１次選抜され、以後現地にて育成・調査が行われ2008年に秋田県によって登録出願、翌2009年に品種登録された晩生種の赤梨です。秋田県果樹試験場が育成した和梨として、苗木の販売は、当分の間、秋田県内のみに限られています。

産地

産地について記載されている資料はございませんでした。