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果物手帖
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秋満月

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特徴

「秋満月」の果実は平均的な重さは700gと大玉で、この大きさは、大玉の梨として知られる「新雪」や「平塚16号(かおり)」のDNAを受け継いだのだと思います。
果形は円形で果皮の色は赤梨らしい黄赤褐をしており、名前の読み方は「あきまんげつ」ではなく「あきみつき」で、「収穫の秋、満月のように大きく実ったナシに、農家と消費者の喜びと感謝の気持ちを込めて名づけられました。」とのことです。果肉は柔らかくなめらかな食感、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。食味がとてもよく、果汁もたっぷりなので食べやすいので、良いとこどりの梨ともいえます。

旬の時期

「秋満月」の収穫時期は9月中旬から10月上旬にかけてで、日持ちは常温で28日間ほどとなっています。

果肉は柔らかめで果汁が多く、甘味が強く酸味が少ないのが特徴となっています。

歴史

千葉県が12年かけて開発した大玉で食味の良い晩生の赤梨品種で、2021年に「秋満月」と商標が決まり、満を持してデビューした新しい梨です。
「秋満月」は千葉県農林総合研究センターで2001年に「豊水」に、「新雪」と「平塚16号(かおり)」の交配で得られた育成系統「7-7」を交配し、得られた実生から選抜育成された赤梨品種です。正式な品種名は「千葉K3号」で、2013年に種苗法に基づく登録出願され、翌2014年に出願公表、2017年に品種登録されています。「秋満月」という名称は2019年に公募され、2021に5,715点の中から選ばれました。

産地

現在は千葉県内のみで栽培されています。まだ生産者が少なく、生産量は極わずかで、2021年産 は栽培面積が5haほどで、収穫量は8tほどを見込んでいるとのことですが、その多くが予約販売で売られ、残りは直売所などで販売されるようです。

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