特徴
「あきあかり」の果形は円形で、完熟果の果皮色は黄赤褐色です。条溝が明瞭に認められ、有てい果が多数混在しており、果梗は太くて短いです。果実重は約 400g で「幸水」より重く、親の掛け合わせは「新高×豊水」×「雲井×幸水」で、現在の出荷量上位の3品種が祖父母にあたります。その3品種の良いところを全て受け継いでおり、豊水や幸水よりも甘みが強いとされています。
旬の時期
また、果実の日持ち性は25°Cで10日程度となっています。出盛りの旬は8月下旬から9月上旬で、ちょうど幸水から豊水に切り替わる時期にあたります。
味
食感がが柔らかく果汁がたっぷりと含まれ、糖度はそれほど高くない感じではありましたが、酸味が少ない分甘く感じます。
歴史
あきあかりは1984年に農林水産省果樹試験場において「新高」と「豊水」の交雑種「162-29」に、「雲井」と「幸水」の交雑種である「平塚17号」を交配し育成されたやや早生の赤梨です。2001年に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構により登録出願され2003年に品種登録されています。
産地
農林水産省の2015年産特産果樹生産動態等調査にはデータが無く、栽培されている状況は分かりませんでした。