特徴
「夏さやか」の大きさは300g程度で、果実の形は円形です。果皮の色は黄緑で梨の本格シーズンよりも早く食べられる梨のひとつです。溢れ出る果汁と十分な甘さ、そして夏さやか独特の香りを楽しむことができます。夏に食べられる梨の中でも食味、味共に優れた品種と言えます。
旬の時期
極早生の青梨で、お盆前の8月上旬ごろから収穫が始まります。なお収穫は2週間ほどの間で行われます。
味
甘みと酸味のバランスが良く、なめらかな口当たりで、さわやかな味わいです。口に入れた瞬間は甘さが前にきますが、後味はさっぱりとした心地よい酸味を感じます。
歴史
夏さやかは1989年に鳥取県果樹野菜試験場(現鳥取県園芸試験場、東伯郡北栄町)において、「八雲」に「おさ二十世紀」を交配し、その実生の中から選抜育成された青梨の一種で、2006年に登録出願、2008年に品種登録されています。
産地
夏さやかは鳥取県のオリジナル品種として開発され、現在も鳥取県内でのみ栽培が可能となっています。