特徴
「シャトールージュ」は現在人気がある皮ごと食べられる「シャインマスカット」の特性を受け継ぎ、そこに「京秀」の赤い色が加わっています。果房は円錐状に仕立てられ、果粒は開花前後にジベレリン等のホルモン処理が行われることでほぼ種なしブドウとなります。皮は赤紫色で果粉はやや多く、果肉と密着しておりむくことはできませんが、薄いので皮ごと食べることができます。強い甘みを持ちますが、上品な甘さなのでしつこくなく、他のブドウでは味わったことのないような素朴でいてマイルドな味わいが楽しめます。
旬の時期
「シャトールージュ」の収穫時期は9月上旬ごろから中旬にかけてのようです。
味
シャインマスカットのようなパリッとした食感で、酸味があまり感じられないため、とても甘く感じられる特徴があります。
歴史
「シャトールージュ」は山梨県甲州市において佐藤義紀氏が「シャインマスカット」と中国の品種「京秀」を掛け合わせて得られた実生から育成した欧州系二倍体の皮が赤いブドウ品種で、2018年に種苗法に基づく登録の申請が出されています。2021年9月の時点ではまだ登録されていない新品種です。
産地
「シャトールージュ」は山梨県で育成された品種ですが、山梨県のオリジナル品種としての扱いはされていないようです。しかし栽培はわずかで、市場の認知度はまだ低いブドウです。