ぶどうの旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

ぶどうの旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

ぶどうが食べられる時期はいつ?と聞かれると、秋と答える人は多いと思いますが、ぶどうは年中食べられる果物だとご存じでしたか?その中でも、最も美味しい時期はいつなのでしょうか。 今回は、ぶどうが美味しい時期や人気の品種をご紹介します!

旬のぶどうの魅力

最近の人気傾向は、皮も食べられて種のない品種です。余談ですが、日本ではぶどうは生のまま食べられていますが、海外ではワインの原料として栽培されることが多いそうです。

ぶどうの魅力は、ジューシーな果汁と、ツルンとした食感、ほどよい甘さの他に、包丁を使わなくても簡単に食べられる手軽さではないでしょうか。

ぶどうの主成分、果糖やブドウ糖には疲労回復の効果があるので、スポーツや仕事、勉強で疲れた身体を癒すのにも役立ちます!

ぶどうの旬はいつ?

品種によって旬の時期は違うのですが、国産ぶどうの旬は概ね7月から9月下旬までです。輸入ぶどうも入れると1年中購入できます。

スーパーに出回るのは6月から11月まで

国産のぶどうがスーパーに並ぶのは、6月から11月頃までです。その中でもピークが7月から9月頃になります。

その他の時期にもぶどうは販売されていますが、その場合は外国産のぶどうです。グリーンシードレスやレッドグローブなどの品種で、国産のぶどうと少し見た目が違います。

ぶどうは、ヨーロッパ系とアジア系の2つに分類され、赤色、黒色、緑色の3つに分類できます。

赤系品種の特長と時期

赤系のぶどうで人気の品種には、甲州やデラウェアなどがあります。どちらも小粒のぶどうになるため、赤系品種は小粒のぶどうが多いと思っている人もいるかもしれません。大粒の赤系品種には、クイーンニーナやゴルビーなどの大粒品種もあります。

赤系ぶどうの品種は全19種類。産地も旬もバラバラで、7月から12月まで出荷されています。赤系の特徴は、強い発がん抑制作用を持つレスベラトールというポリフェノールを含んでいることです。そして、香りが良いことも特徴の1つ。赤系は栽培が難しいそうで、高い技術が必要になるといわれています。

黒系品種の特長と時期

ぶどうといえば黒系の品種を思い浮かべる人が多いと思います。人気が高い巨峰やピオーネはこの系統に含まれます。黒系は大粒になる品種が多いので見栄えがよく、贈答用としての需要も多い品種です。

黒系の品種は全17種類。酸味が少なく、甘みが強い特徴があります。ポリフェノールがより多く含まれていることでも知られています。

旬は7月から10月頃、スチューベンという品種は10月下旬から翌2月までと長く味わえます。

緑系品種の特長と時期

緑系で代表的な存在の品種は、シャインマスカットや瀬戸ジャイアンツなどがあり、全14種類あります。香りが高く、ワインにも使われている品種です。

緑系品種の旬は短く、7月から10月頃までとなります。赤系や黒系と比べるとポリフェノール含有が少なく、えぐみや渋みが少ない特徴があり、爽やかな香りと甘みがあります。

人気の品種と旬【産地別】

山梨県

国産ぶどうの生産量第1位は山梨県です。山梨県では、ぶどう関連産業も盛んに行われていて、国内のワイナリーの半分は山梨県にあるそうです。山梨県でぶどう作りが盛んな地域は、峡東地区(甲州市・山梨市・笛吹市)です。歴史は古く、一説では鎌倉時代初期から栽培されていたとか・・・。

山梨県では、デラウェア、巨峰、ピオーネ、藤稔、クイーンニーナ、シャインマスカット、甲斐路、甲州を中心にさまざまな品種が栽培されています。

甲斐のくろまる

2013年に品種登録された山梨オリジナルのぶどうです。1粒がとても大きくて色が濃く粒1つ1つが、まん丸な形が特徴的です。酸味が少なくて、甘みが強い品種になります。旬は8月上旬です。

ブラックキング

黒い王様の名が付いた、ブラックキング!その名の通り、黒色の外皮で1粒がかなり大きいです。果汁たっぷりで甘く、口に入れると甘みが広がります。食べ頃は8月下旬から9月中旬です。

甲州(こうしゅう)

山梨オリジナルブランドではないのですが、山梨勝沼の地で発見された日本最古の栽培品種です。酸味が強いため、ワインにも使われている品種です。旬は9月中旬から10月中旬です。

甲斐路

フレームトーケーとネオマスカットを掛け合わせ、山梨県で育生された品種です。明るい紫色のぶどうで、果肉は柔らかい特徴があります。皮が薄いため、そのまま食べることもできます。食べ頃は9月中旬から10月上旬です。

長野県

生産量第2位は長野県です。日照時間が多く、昼夜の寒暖差がぶどうの栽培に必要な条件を兼ね備えた県といえます。

長野県は巨峰の生産量が日本1位です。その他には、ナガノパープル、シャインマスカット、ピオーネ、クイーンニーナ、ロザリオビアンコなどが栽培されています。

ナガノパープル

2004年に品種登録した長野オリジナル品種のナガノパープル。黒系の大粒ぶどうには珍しく、種なしで皮ごとそのまま食べられることから人気が高い品種です。

ナガノパープルは、巨峰とリザマートの交配品種です。シャキッとした皮、ジューシーな果肉、しっかりした甘さが特徴です。ポリフェノールやGABAが豊富に含まれているため、身体にも優しく、機能性食品としても注目を集めています。

クイーンルージュ

高級ぶどうに位置し、2021年に発表されたまだ新しい品種です。種がなく皮ごとたべられます。ユニコーンにシャインマスカットを交配して作られ、細長い見た目はユニコーンの形を引き継いでいます。シャインマスカットより皮が薄いので、皮が気にならず皮切れが良い特徴があります。食べ頃は9月中旬から下旬です。

山形県

大洞鉱山が盛んなころ、甲州(山梨県)の鉱夫が甲州ぶどうを持ち込んだことからぶどう栽培がはじまったとされています。山形県はデラウェアの生産量が日本1位の産地です。

デラウェア

小粒種で認知度も高いデラウェア。甘みと酸味のバランスが良く、スーパーでもお馴染みの人気品種です。ハウスものは6月から出荷が始まり、出荷のピークは8月頃です。

岡山県

岡山県北部、中北部を中心にぶどう栽培がおこなわれています。主に生産されている品種は、ニューピオーネ、シャインマスカット、マスカット・オブ・アレキサンドリア、オーロラブラック、紫苑(しえん)です。

オーロラブラック

岡山県のオリジナル品種!大粒で甘く、種がないことから日本だけではなく海外への出荷も視野に入れている期待の品種です。オーロラレッドの自然交配から育成されました。成熟期は8月中旬から9月上旬です。

福岡県

西南暖地の特徴と盆地、昼夜温度の寒暖差を活かしてぶどうの生産がおこなわれています。主な栽培品種は、巨峰・種無し巨峰・ピオーネ・博多ベリー・シャインマスカットなどです。

巨峰

福岡県で生産されているぶどうの半数以上は巨峰です。ぶどうの王様とも呼ばれ、ぶどうといえば巨峰を思い浮かべる人も多い人気の品種。黒々とした大粒のぶどうで、果汁も多くジューシーな味わいです。

まとめ|結局、いつ食べるのが一番美味しい?

1年を通して食べられるぶどうですが、結局のところ1番美味しい時期は好きな品種の旬の時期ではないでしょうか。デラウェアがお好きなら7月から8月、巨峰やシャインマスカットがお好きなら8月から9月、好きな品種がいつ旬を迎えるのか調べてくださいね!ネットでは予約販売もできるので、気になる品種があるのなら早い目に確認してください!

SHARE

Xシェアボタン facebookシェアボタン lineシェアボタン ポケットシェアボタン はてなブックマークシェアボタン noteシェアボタン

関連する記事

旬、時期に関する記事

ぶどうに関する記事

人気の記事