特徴
「ゴーラム」の形は肩のくびれがあまりないふっくらと丸みのある下膨れ形で、表面に起伏などもありません。未熟なうちは薄い黄緑色ですが、熟すと表皮は黄色くなります。最大の特徴は芳醇な香りと強い甘さです。
旬の時期
ゴーラムの収穫時期は10月下旬から11月上旬頃で、栽培面積も少なく出荷量がとても少ないので、出回り期間も限られています。
味
糖度17~18度ととても甘く、加えてレモンをまろやかにしたような程よい酸味も感じられ、この甘酸のバランスが心地よく食べ終わってもしばらく口の中に残ります。果肉はソフトでなめらかな口当たりで、とても食べやすい洋梨です。味や食感はバートレットによく似ています。
歴史
ゴーラムはアメリカニューヨーク州農業試験場においてイギリス品種のウイリアムズとベルギーの品種、ジョセフィン・デマリーヌを交配させて生まれた西洋梨とされています。その性質はウイリアムズ(バートレット)とよく似ています。
産地
国内では山形県が主な産地となっているようです。生産量はとても少なく、政府のデータにも記録されていません。