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果物手帖
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二十世紀

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特徴

「二十世紀(にじゅっせいき)」は青梨の代表品種の1つで、鳥取県の特産としても有名です。大きさは300gくらいで果形はきれいな球形をしており、果皮色は淡緑黄色から熟すにしたがって黄色へと変わっていきます。また、果皮表面の果点は赤梨に多くみられる大きなコルク質のではなく、リンゴと似ており果皮も薄いです。二十世紀からはその後「ゴールド二十世紀」や「おさ二十世紀」「瑞秋」などの品種が生まれており、無袋栽培された二十世紀は「サンセーキ」の名前で売られていることもあります。香りとみずみずしさが最大の特徴です。

旬の時期

二十世紀の旬は8月頃から10月頃までです。9月頃が出荷の最盛期です。

甘みの中にさわやかな酸味を持ち、果肉は白く、肉質はシャキシャキとして柔らかいです。果汁が梨の中でも最も多く含まれています。糖度は11度前後で高い方ではなく、果芯近くは酸味があります。

歴史

二十世紀梨の歴史は古く、1888年に千葉県松戸市で発見されたのが始まりです。当時13歳だった松戸覚之助氏が親戚宅で見つけた苗木を譲り受け、それを実家の梨園で育てたところ10年後に結実し、とてもおいしい青梨ができました。
その青梨はしばらくの間「新太白」という名前で呼ばれていましたが、専門家に質の高さが認められ、1904年に「二十世紀」と命名されました。この名前には「二十世紀を代表する品種になってほしい」という意味が込められているそうです。また、同時期に鳥取県へ導入され、全国的な人気品種となりました。

産地

鳥取:174ha(32.54%)
長野:52.9ha(9.87%)
山口:48.6ha(9.07%)
福島:45.3ha(8.45%)
奈良:37.8ha(7.05%)

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