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メロウリッチ

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特徴

「メロウリッチ」はミクルマス・ネリスとラフランスの交配品種で、外見はラフランスによく似ていますが、大きさは270~290g程と小ぶり。ラフランスに比べて果皮全体にサビが多いのが特徴です。洋梨の中でもトップクラスの糖度の高さを誇り、なめらかで口当たりの良い食感が特徴です。また、日が経つにつれて芳香が強くなるので、香りで食べ頃がわかるのも嬉しいポイントです。口の中ではしっかりと甘さを感じますが、後味はさっぱりとしており、手が止まらなくなる美味しさです。

旬の時期

メロウリッチは「ラ・フランス」より10日程度早く収穫できる中生種とされ、収穫は9月下旬頃から始まり、10月上旬までとなっています。食べ頃は10月上旬から中旬にかけてです。

果肉はとても滑らかで、糖度が16~17度まで上がり、酸味もしっかりとあるので、濃厚な味と香りも強い品種とされています。

歴史

メロウリッチは山形県農業総合センター農業生産技術試験場において、1984年にミクルマス・ネリス×ラ・フランスを交配しできた実生から選抜育成された中生種の西洋梨で、山形県によって2007年に登録出願、2009年に品種登録された山形県のオリジナル品種となっています。

産地

メロウリッチは山形県のオリジナル品種として、山形県内でのみ栽培されています。主な生産地域は上山市、天童市、東根市、長井市などで、2014年産の栽培面積は19.0haとなっています。

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