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果物手帖
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筆柿

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特徴

「筆柿(ふでがき)」はその名の通り、筆先のような細長い形をしていて、果実のサイズは100gほどと小ぶりです。種がたくさん入ると甘くなる「不完全甘柿」のため、種は多めです。逆に種が少ないと渋みが残るので、産地では光センサーを用いて選別し、渋のあるものは脱渋処理をしてから出荷をしています。愛知県の幸田町では本格的な栽培出荷にあたり、当時は勘に頼って渋い柿を選別していたそうで、大変な労力だったようです。今では様々な努力と工夫の末、自動選別機が開発され、渋い柿に当たってしまう事はほぼ無くなり、安心して食べる事が出来る様になりました。甘くなった筆柿は、果肉にゴマのような黒い模様が出るのが特徴。コリコリとした独特の食感をした果肉はかぶりつくとコク深い濃厚な甘さを感じ、パクパク食べられます。また、皮は薄いのでそのままかぶりついて食べるのもおすすめです。

旬の時期

筆柿は他の柿に比べて成熟が早く、9月下旬~10月下旬に収穫されます。出荷は11月上旬まで続きます。

味はコクがあって濃厚な甘さを楽しめます。

歴史

「筆柿」は、愛知県額田郡幸田町で古くから栽培されている柿です。昭和初期頃までは庭先に植えられている程度でしたが、1960年代になると栽培が盛んになり、1980年代には全国に出荷されるようになりました。現在では筆柿の名が広く知られていますが、産地の愛知県では「珍宝柿(ちんぽうがき)」という名でも親しまれています。

産地

愛知県:43ha(81.13%)
長野県:10ha(18.87%)

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