果物手帖
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北斗

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特徴

「北斗」の大きさは350~500gの大玉品種で、果形は丸い球形から楕円形をしています。果皮は黄緑の地に赤から赤紫色に着色し、「ふじ」とよく似た縦縞も見られます。完熟したものは蜜が入りやすく、蜜入りりんごとしても出回ります。また無袋栽培のものは「サン北斗」とも呼ばれます。果皮がしっかり色づいていて、重量感のあるものがおすすめです。お尻の部分をチェックしてみて、黄色っぽくなっていれば熟しています。お尻が緑色のものは完熟手前なので、なるべく黄色っぽいものを選ぶとよいでしょう。北斗の貯蔵性は比較的よいといわれています。

旬の時期

北斗の旬は10月頃から12月頃までです。11月頃が出荷の最盛期です。

果肉は緻密で歯ごたえがあり多汁。甘味の中に適度な酸味を持ち合わせていて、芳香もあり濃厚な味わいです。

歴史

「北斗」は青森県りんご試験場において1970年に「ふじ」に「陸奥」を交配し、選抜育成された品種で、1983年に品種登録されました。しかし、近年になって青森県りんご試験場における遺伝子診断の結果、「陸奥」の遺伝子が含まれていないことが判明しました。実際の花粉親が何であったのかはいくつかの説が上がっているようで、「東光」と「リチャードデリシャス」から生まれた「レロ11」、もしくはその組み合わせの別系統が花粉親と考える説の他、青森県のホームページでは「印度」が有力候補とされています。

産地

青森県: 501ha(90.05%)
岩手県: 32.6ha(5.86%)
北海道: 10.2ha(1.83%)
福島県: 3.7ha(0.67%)
岐阜県: 2.6ha(0.47%)

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