果物手帖
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王林

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特徴

青りんごといえば「王林(おうりん)」ですが、栽培面積も青りんごの中でトップの品種です。大きさは300g前後でやや縦長の形をしています。王林は皮の表面に付いている小さな果点が目立つのが特徴で、茶色いヒビ状の「サビ」が出やすいという特性も持ちます。果皮は黄緑色で、やサビは見た目がよくありませんが、ザラザラしているものは甘味が強くておいしいとされます。酸味が少ないほうがよければ、緑色が濃いものよりも少し黄色っぽく、持ち上げた時に重さを感じるものがよりジューシーです。また保存方法は、乾燥していたり暖房の効いた部屋に置いておくと、すぐに鮮度が低下します。新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、温度の低い冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
日持ちのよいりんごと言われていますが、鮮度のよいものでも10日程度を目安に消費するのがよいでしょう。

旬の時期

11月中旬頃から翌年2月頃までです。

果肉はやや硬くジューシーです。甘さは強く、酸味が控えめで、香りが特徴的です。

歴史

王林は福島県伊達郡の大槻只之助氏によって生み出された品種で、「ゴールデン・デリシャス」と「印度」の交配品種です。1952年に命名されましたが、品種登録はされず今では「ふじ」「つがる」に次いで多く作られ、青りんごの代表的な品種となっています。きおうやトキはこの王林を親として生まれた品種です。
その名の通り、りんごの中の王様という意味を込めて命名されました。

産地

青森:38,800t(76%)
長野:4,040t(8%)
岩手:3,260t(6%)
山形:1,530t(3%)
福島:918t(1%)

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