果物手帖
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ウインク

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特徴

「ウインク」の房はかなり大きな有岐円錐状になり、栽培過程で整形されます。果梗がやや太く果粒としっかり付いていて脱粒しにくく、日持も良いです。果粒は大粒の長楕円形で果皮の色は青黒から紫黒色をしており、表面は薄く果粉に覆われています。この表面を軽く拭き上げるとまるで作り物の葡萄のような見事な艶が現れます。果皮はやや剥きにくいですが、あまり厚くはなく、皮ごと食べることができます。果肉は薄いクリーム色がかった黄緑色をしており、本来は種がある品種ですが、種無し処理されたものが多く出回っています。最大の特徴はまるで作り物のような色艶と大粒のしっかりとした粒で、見た目のインパクトがとても強いことがあげられます。

旬の時期

成熟期は晩生で育成地の山梨県において9月中下旬頃となっています。収穫は産地にもよりますが九州など早いところでは8月中旬頃から始まり10月下旬頃までとなります。旬の時期は9月中旬から10月中旬頃となります。

果肉がしっかりしていて果汁が多く、糖度は23度と非常にあまいブドウです。酸味はあまりなく歯ごたえがあり、皮離れもよいとされています。

歴史

ウインクは山梨県東八代郡(現笛吹市)御坂町において1987年に志村富男氏(当時マンズワイン勤務、現在志村葡萄研究所代表)により、「ルーベルマスカット」に「甲斐路」を交配し生まれた実生から選抜育成された品種で、1995年に登録出願され1998年に品種登録されました。出願時の名称は「モナリザ」だったそうです。

産地

ウインクは山梨県を中心に全国各地のぶどう園で栽培されているようですが、その生産量は少なく、ほとんどが直売所やぶどう狩り向けで、市場には僅かに山梨県産のものが出回っているだけとのことです。

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