果物手帖
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マスカ・サーティーン

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特徴

「マスカ・サーティーン」は果皮色が黄緑~白黄色で、果粒は12~15g程度。果形は円形から卵型をしており、大粒になるとカッタクルガンのような果頂部が平らになる傾向があります。またジベレリン処理によって種無しになります。「シャインマスカット」と比べ、皮が薄く透明感があり、果肉が柔らかいことやマスカット香が強いことなどの特徴があります。また「シャインマスカット」に比べ生産者が少なく、あまり市場では見かけませんが、知る人ぞ知る美味しいぶどうの一つとされています。シャインマスカット超えとも言われる甘さは、一口食べると喉に残るほど濃厚な甘さです。シャインマスカットよりも香り高くて甘いものを求めている人に一度食べてもらいたい品種です。

旬の時期

「マスカ・サーティーン」の熟期は育成地の山梨県で8月下旬~9月中旬となっています。市場には10月上旬頃まで出回ります。

果肉は崩壊性ですが、「シャインマスカット」より柔らかめで果汁が多くジューシーで、さわやかなマスカット香があり、糖度は18~20度と高いです。

歴史

「マスカ・サーティーン」は植原葡萄研究所を営む植原宜紘氏が「ロザリオロッソ」と「シャインマスカット13号」を交配し2011年に初結果した果皮が黄緑色で皮ごと食べられるぶどう品種です。種苗法に基づく品種登録はされていませんが、全国的なブドウ栽培専門家の会JVC(ジャパン・ヴィティカルチャー・クラブ)において2015年、2016年と「これから栽培したい品種」として1位に選ばれています。

産地

「マスカ・サーティーン」産地についての詳細情報についての記載はありませんでしたが、主な産地は育成された山梨県で、その他各地のブドウ産地で個々の農園が少量生産していると思われます。

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