果物手帖
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クイーンルージュ

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特徴

「クイーンルージュ」の果房は400~450gの円筒形に仕立てられ、開花前のストレプトマイシン処理と2回のジベレリン処理により種無し果となっています。果粒は12~13gの楕円形で、果皮色は紅紫から濃紫赤で、果肉は崩壊性で皮が薄く、皮ごと食べられます。まだ生産量は少ないですが、シャインマスカットと同等に扱われる高級ブドウで、香りもマスカットに似ています。皮がパリッとしていて食べやすく、食感が良いのでつい手が止まらなくなる美味しさです。

旬の時期

露地の収穫期は、須坂市では9月下旬から10月上旬です。

クイーンルージュ®の特徴は、マスカットの香りがあり、シャインマスカットより糖度が高い赤系ブドウということです。

歴史

「クイーンルージュ」は長野県果樹試験場において2008年に、旧ソ連原産で細長い実が特徴の「ユニコーン」に「シャインマスカット」を交配して育成した品種で、無核栽培ができ、高糖度で皮ごと食べられる食味が優れた赤いぶどうです。2017年に「長果G11」という品種名で種苗法に基づく登録出願、名称が一般公募され、翌2018年に出願公表、名称を「クイーンルージュ」と決定し商標登録、そして2019年に品種登録されました。正式な品種名は「長果G11」といい、「クイーンルージュ®」は長野県の登録商標で、このぶどうやこのぶどうを使った加工品を販売する上では商標を使うことになっています。2021年に本格的な市場への出荷が始まったばかりの新品種で、長野県としては「ナガノパープル」や「シャインマスカット」と肩を並べる高級品種に育てたいとブランディングに力を注いでいます。海外にむけて出荷する際の商標は「 妃紅提®」(ヒコーテイ)となっています。

産地

「クイーンルージュ」は長野県が育成したオリジナル品種として2021年3月現在、長野県内においてのみ栽培可能となっています。令和元年の長野県における栽培面積は76haとなっています。

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