果物手帖
果物手帖

巨峰

巨峰
果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

特徴

「巨峰」は果皮は紫黒色で、粒は10~15gになります。花が咲いた後そのまま実を付けさせると700~800g程の大きな房で色も薄く赤いブドウになり、糖度も今の物よりずっと低く美味しいブドウにならないようです。生産者は花が付いたら適度に間引きし、粒の数を調整する事で一粒一粒に栄養がたっぷりといきわたり、色も黒くなるようにしています。「巨峰」はもともと種がある品種ですが、近年では種無しの方が好まれる傾向にあるため、ジベレリン処理された種無し巨峰が多く出回るようになりました。次々と新品種が登場しているなか、巨峰は長年にわたって根強い人気を維持しています。

旬の時期

巨峰はハウスでも栽培され、早い物は5月下旬頃から出始めます。露地栽培で最も美味しく熟した物が出回る旬の時期は8月下旬頃から9月下旬頃となります。

果肉はしまっていて多汁です。香りがよく、甘みが強くてやさしい酸味があります。

歴史

「巨峰」は大井上理農学研究所の大井上康氏により石原早生とセンテニアルを交配させて作られたブドウで正式な品種名は「石原センテニアル」と言います。1945年に発表され、1955年に「巨峰」の名称で商標登録をされています。巨峰という名前の由来は、開発された農学研究所から見える雄大な富士山に由来しているそうです。

産地

山梨県:1,172ha(29.13%)
長野県:1,083ha(26.92%)
福岡県:400ha(9.93%)
愛知県:203ha(5.05%)
新潟県:128ha(3.18%)

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

関連記事