果物手帖
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クイーンニーナ

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特徴

「クイーンニーナ」は「巨峰」や「ピオーネ」よりやや遅い時期に収穫でき、果粒の大きさは17g程度で、果皮は美しい赤色になります。「巨峰」や「ピオーネ」より糖度が高く酸含量も低いうえ、噛み切りやすく硬い肉質で食味は極めて優れています。ジベレリン処理により種なし栽培が可能です。ブドウ生産は「巨峰」、「ピオーネ」等の大粒ぶどうの種なし栽培が増加していますが、これらの品種とは果皮色などの外観が異なり、さらに食味に優れる大粒品種が求められていました。「クイーンニーナ」の育成により、大粒ぶどうのさらなる需要の拡大が期待されるとのことです。

旬の時期

クイーンニーナの熟期は通常の露地栽培で8月下旬から9月上旬頃となっています。収穫は早い所では9月上旬頃から始まり10月中旬頃まで続きます。店頭には冷蔵貯蔵品も含め11月上旬頃まで並びます。

皮は歯切れよく、果肉も崩壊性で皮は比較的薄く、渋みも少ないので果肉と共に食べられなくはありません。果肉は甘く、酸味は弱いので、さっぱり感はあまりなく、甘さが前面に出てきます。

歴史

クイーンニーナは(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が1992年に「安芸津20号」と「安芸クイーン」を交雑させ、生まれた実生から選抜育成したもので、2009年に登録出願、2011年に品種登録されました。

産地

長野県:19.8ha(51%)
山梨県:5.4ha(14%)
愛知県:3.9ha(10%)
山形県:3.6ha(9%)
鹿児島県:3.1ha(8%)

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