特徴

「白峰」の粒の大きさはは「巨峰」と同じくらいで、皮の色合いは黄緑色をしています。房に付いている感じも「巨峰」と同じ感じで、果梗の太さや密度も似ています。皮は手でむきやすく、果肉の肉質は崩解性です。収穫量が少なく、一般の市場には出回らず、産地の直売所などで販売されているので、収穫時期に現地に買い求めに行くか、ネット等で取り寄せるなどで食べることができます。巨峰の緑バージョンのようなイメージで、皮ごと食べると少しえぐみを感じるのも巨峰に似ています。しかし、種もないので食べやすく、しっかりとした甘さがあるので子供にも人気の味わいです。

旬の時期

8月中旬頃から9月中旬ごろにかけてとなっています。最盛期は8月下旬から9月上旬となります。

味

甘味酸味ともにしっかりとしていて、渋みがないので食べやすいブドウです。

歴史

白峰は元東京都農業試験場の芦川孝三郎氏によって「巨峰」の自然交雑実生から選抜育成されたとされる品種で、巨峰系の中では珍しい白ブドウとなっています。「多摩ゆたか」もこの「「白峰」の交雑実生から選抜育成された品種です。

産地

主な産地は山梨県ですが、詳しい生産量などはわからなく、商業的な大規模栽培はされていないようで、個々の農園で少量栽培されているようです。