果物手帖
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ブラックキング/甲斐ベリー3

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特徴

「ブラックキング/甲斐ベリー3」は30粒前後の場合600g程、1粒20g程の大きさになります。また果粒肥大促進に効果のある技術を組み合わせることで、極大粒生産では1粒30g程のものも作られています。果粒は綺麗な円形で、果皮色は紫黒色で着色性は「巨峰」以上となっています。通常2回のジベレリン処理(1回目はフルメット加用)が施され、大粒で種子無しのブドウとなっています。皮がしっかりとしていて厚いため、皮ごと食べるタイプではありません。山梨県で10年以上かけて開発されたブラックキングは、見た目のインパクトはもちろん、強い甘さと溢れる果汁に2度驚きます。味が濃いので粒ごと冷凍するだけで贅沢なアイスが出来上がります。

旬の時期

熟期は育成地において8月中旬となっており、山梨県内の収穫時期も8月中旬頃から始まり、市場には10月上旬頃まで出回ります。食べ頃の旬は8月下旬から9月中旬です。

糖度は17~18%、酸度は0.6%程で、果汁が多く、フォクシー香があり食味良好なブドウとなっています。

歴史

「ブラックキング/甲斐ベリー3」は2005年に山梨県果樹試験場が「ピオーネ」に、「巨峰」同士の自殖系統「ブドウ山梨 46 号」を交配し育成し、2010年に系統名「生食ブドウ山梨3号」として一次選抜されました。2015年に品種登録申請され、2018年に「甲斐ベリー3」として品種登録完了、2019年に流通上の名称を「ブラックキング」として商標登録されました。市場には商標の「ブラックキング」として出荷されます。

産地

「ブラックキング/甲斐ベリー3」は山梨県のオリジナル品種として、他県での栽培はできません。2019年の出荷量が1tだったものが、2020年産の出荷量は6.5tと大きく増加しました。

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