果物手帖
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悟紅玉(旧ゴルビー)

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特徴

「悟紅玉(旧ゴルビー)」は一粒が20g前後になる大粒のぶどうで、果皮の色は「甲斐路」や「安芸クイーン」などと同じようなワインレッドをしており、果皮は薄いものと厚みがあるものがあります。薄いものだと皮ごと食べられる感じですが、多くは皮がしっかりとしていて剥かないと食べられません。通常ジベレリン処理された種無しとして出荷されています。大粒で甘く美味しいブドウで、希少性も高いことから進物などにも喜ばれているようです。コク深い濃厚な甘さとさっぱりとした酸味、そして後味には渋みを感じるちょっぴり大人な味わいです。

旬の時期

収穫が8月中旬頃から9月下旬頃まで続きます。旬の時期は8月下旬から9月上旬となります。

糖度は18~20度くらいと甘みが強く、適度な酸味もあります。香りは芳醇で果肉は少しやわらかめで果汁が多くとてもジューシーです。

歴史

「悟紅玉(旧ゴルビー)」は山梨県の育種家、植原宣紘氏が植原葡萄研究所において1983年に「レッドクイーン」と「伊豆錦」を交配させて生まれた実生を育成されたブドウで、5年後の1988年に結実したそうです。名前は育成当時活躍していた旧ソ連(現ロシア)のゴルバチョフ書記長の愛称で、赤く丸い大粒から氏を連想して付けた名称だそうですが、2020年に、名称を「ゴルビー」から「悟紅玉(ごこうぎょく)」に改名されています。しかし従来のまま「ゴルビー」として販売しているところもまだ多いです。この「悟紅玉」という名称はゴルビーの当て字のようで、ルビーの漢字表記は「紅玉」なので、『悟(ゴ)』+『紅玉(ルビー)』となっています。

産地

山梨県:13.4ha(64.11%)
愛知県:2.2ha(10.53%)
山形県:2ha(9.57%)
広島県:1.2ha(5.74%)
兵庫県:1.1ha(5.26%)

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