果物手帖
果物手帖

藤稔/大峰

藤稔/大峰
果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

特徴

「藤稔」は果皮が紫黒色で、1粒の大きさが500円玉ほど。重さは20g前後と大粒で、さらに大きいものは30g以上にもなります。ゴルフボールほどの大きさにもなることで大きな話題となったブドウです。藤稔は栽培方法によって、種ありと種なしのものがあり、山梨県のJAふえふき御坂支所から出荷される「藤稔」には「大峰(たいほう)」というブランド名で販売されているものもあります。房の形がよく一定の大きさ(重さ)があり、全体に果皮色が黒く着色していることや果粒の大きさも基準を満たしたものなどといった厳しい基準をクリアしたものだけに「大峰」というブランド名が付けられています。果肉は柔らかく、果汁がギッチリと詰まっているので、噛んだ途端に甘くて風味の良い味わいが堪能できます。

旬の時期

藤稔は収穫できる期間が短く、一箇所のぶどう園で2週間から長くても3週間ほどしか採れないようです。収穫が多くなるのは、8月の中旬から9月中旬あたりまです。

甘みと酸味のバランスがよく、果汁が豊富でみずみずしい食感です。肉質は少しやわらかめですが、ほどよくしまり、外観と食味のよいぶどうです。

歴史

「藤稔」は神奈川県藤沢市の果樹農園主青木一直氏が「井川682号」と「ピオーネ」を交雑させ、得られた実生から選抜育成した大粒の黒色ぶどうで、1983年登録出願、1985年に品種登録されています。

産地

山梨県:74.9ha(34.26%)
兵庫県:25.5ha(11.67%)
神奈川県:19.1ha(8.74%)
群馬県:12.6ha(5.76%)
東京都:9ha(4.12%)

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

関連記事