果物手帖
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ナポレオン

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特徴

「ナポレオン」の果実はハート形をしていてやや大きめ。果皮は光沢のある紅色で、完熟すると全体がきれいに着色します。果肉はややかたく、強い甘味の中に適度な酸味も含まれ、濃厚な甘酸っぱさが楽しめます。
ナポレオンは「佐藤錦」や「南陽」の親にあたる品種です。

旬の時期

収穫は開花後60~65日とされ、6月下旬から7月上旬にかけてとなっています。

果肉はとてもジューシーで糖度も高く、また、それとともに酸味もあるため、そのまま生食するほか、ジャムやシロップ漬けにしても美味です。種を取り除いてタルトやケーキの材料にしてもよいでしょう。

歴史

「ナポレオン」は、17世紀頃にヨーロッパで栽培が行われていたという歴史の古いさくらんぼです。詳しい来歴は不明ですが、日本には明治時代初期にアメリカから導入。その後、山形県を中心にさくらんぼ栽培が本格化していく中で、その礎となった品種のひとつです。日本にも早くから導入され、明治時代には「那翁(ナポレオン)」と呼ばれています。現在もサクランボの産地では栽培が続けられ、この品種をもとに佐藤錦をはじめ新たな品種が生み出されています。

産地

山形県:98.7ha(56.92%)
北海道:49.2ha(28.37%)
青森県:11ha(6.34%)
山梨県:4.5ha(2.6%)
群馬県:2.3ヘクタール(1.33%)

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