果物手帖
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ビング

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特徴

「ビング」はアメリカから輸入している代表的なアメリカンチェリーの品種です。果皮が黒っぽい濃赤色で、果肉も濃い紅色で果汁も濃い紫色です。ビングの粒は大きめでふっくらと丸みがあり、1粒が8g前後と大きく、100円玉よりも大きいサイズ感です。果肉は緻密でしっかりしています。アメリカンチェリーの中でも、ワシントン州のビングは大粒で、味が美味しいことで知られています。国産の優しくて甘酸っぱいさくらんぼとは対照的な味と見た目をしており、肉厚な大玉サイズは、しっかりとした食べ応えがあります。1992年の輸入全面自由化を機に日本で大ブームとなり、今では初夏の風物詩として定着している大人気のフルーツです。赤黒い見た目からダークチェリーとも呼ばれる、王道の品種です。アメリカから輸入されているアメリカンチェリーには、ビングに次いでレーニアと呼ばれる品種が国内では一番多く流通されています。

旬の時期

ビングは5月上旬頃から出回り始めます。この頃は主にカリフォルニア産のもので、6月中旬頃にワシントン州やオレゴン州など北部のものに切り替わり、7月下旬辺りまで続きます。

味は濃厚で、糖度が20度を超えてくる強い甘味とほどよい酸味があります。やや硬めの果肉なので、噛むとパキッとはじける音がするほどです。噛むと果汁がしたたり、力強い甘味を感じられます。日持ちも良好なため、缶詰に加工されたりもしています。

歴史

1875年にアメリカのオレゴン州で「リバブリカン」の交雑実生から育成されて誕生しました。

産地

現在は、カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州でメインで作られ、全輸入量の約9割を占めます。

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