美味しい梨の選び方!甘い梨の特徴と産地や品種にも注目

美味しい梨の選び方!甘い梨の特徴と産地や品種にも注目

みずみずしい果汁溢れる梨。シャキシャキの食感が堪らないですよね。夏の終わりごろからどんどん市場に出回る梨ですが、せっかくなら美味しい梨を選びたいと思うのではないでしょうか。 この記事では、美味しい梨の選び方や、甘い梨の特徴などを解説します。 お店で梨を購入する際は、ぜひ参考にしてくださいね。

店頭で美味しい梨を選ぶ方法は?

スーパーで美味しい梨を購入したい!選び方のポイントを3つ、ご紹介します。

ポイント①軸が太く、ふっくらとした形をしているもの

美味しい梨を選ぶときのポイント1つ目は、軸が太く、ふっくらとした形をしている梨を選ぶことです。

軸が太いのは、木から栄養をしっかりと吸収した証拠だそう。また、ふっくらと幅広の形をした梨を選ぶと、甘くて美味しい梨である可能性が高いといわれています。

美味しい梨を選ぶときは、軸の太さや形に注目しましょう。

ポイント②果皮にハリがあり、ずっしりと重たいもの

美味しい梨を選ぶポイント2つ目は、果皮にハリがあり、ずっしりと重たい梨を選ぶことです。

重みがある梨は、果汁がたっぷり含まれているといわれています。同じくらいの大きさの梨であれば、手に取って重さを比べてみましょう。ずっしりとした重みを感じる梨を選べば、ジューシーで美味しい梨が食べられるはずです。

ポイント③赤梨の場合、果皮のザラつきが少ないもの

美味しい梨を選ぶポイント3つ目は、赤梨の場合は果皮のザラつきが少ない梨を選ぶことです。

赤梨の果皮を触ると、ザラザラとした手触りを感じることがありますよね。これは「果点コルク」と呼ばれるものです。果点コルクは完熟が近づくとだんだん薄れ、果皮のザラつきが少なくなります。

購入してすぐに完熟した梨を食べたいのであれば、果皮のザラつきが少ないものを選ぶといいでしょう。

美味しい梨は産地で選ぶのもおすすめ

美味しい梨は、産地で選ぶのもおすすめです。ここからは、梨の名産地をご紹介します。

千葉県

梨の生産量第一位は、千葉県です。

千葉県の海に囲まれた温暖な気候、栄養豊富な火山灰土壌は、梨の栽培に適しているといわれています。代表的な品種は「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」など。千葉県オリジナル品種である「秋満月(あきみつき)」も人気です。

千葉県での梨の旬は、7月下旬から10月上旬にかけてです。

茨城県

梨の生産第二位は、茨城県です。

茨城県は、日本で最も古くから梨栽培が行われていたともいわれています。寒暖差の激しい気候と美しい豊かな水、肥沃な土壌で美味しい梨が栽培されているそうです。

「恵水(けいすい)」「下妻完熟梨」といった、茨城県のオリジナルブランド品種も積極的に生産されています。他にも「幸水」「にっこり」など、7月上旬から10月中旬までさまざまな品種が楽しめるようです。

栃木県

梨の生産量第三位は、栃木県です。

栃木県では、県内全域で梨の栽培が行われています。栃木の有名な観光地、日光が名前の由来となった「にっこり」、「おりひめ」など、オリジナルブランドの梨も人気です。

8月中旬から12月上旬にかけて、栃木県ではさまざまな品種が栽培されています。旬の時期が長いので、品種によってはお歳暮にもオススメです。

福島県

梨の生産量第四位は、福島県です。

梨の収穫時期である夏から秋にかけて、比較的高い気温が続く福島県。この気候が理由で、美味しい梨が育つといわれています。「幸水」「二十世紀」「あきづき」「新高」などの定番品種を始め、「涼豊(りょうほう)」というオリジナル品種も栽培されているそうです。

旬の時期は、8月中旬から11月上旬頃までとなっています。

人気の 品種 はどれ?おすすめの梨品種5選

梨の品種はさまざまで、どれを選んでいいのかわからない!そんな時は、人気の品種から試してみてはいかがでしょうか。

おすすめの梨品種を5つ、ご紹介します。

新高(にいたか)

「新高(にいたか)」は、熊本県、千葉県、新潟県などで栽培されている梨の品種です。酸味が少なく、果汁がたっぷりと含まれ、甘くてジューシーな味わいが特徴です.

和梨の主力品種のひとつである新高は、「幸水」「豊水」に次ぐ生産量を誇ります。比較的大きめの品種で、小さいものでも1玉800gほどにもなるそうです。梨の平均的なサイズは1玉300gほどなので、非常にインパクトがありますよね。

旬の時期は9月下旬から10月中旬頃。大きくて甘い梨が食べたいときには、新高を選ぶと良いでしょう。

二十世紀

「二十世紀」は、主に鳥取県で栽培されている梨の品種です。

果肉は程よい柔らかさ。たっぷりの果汁がみずみずしく、青梨らしい爽やかさを味わえます。

鳥取県における旬の時期は、8月下旬から9月下旬頃です。甘さもありつつ、さっぱり感も楽しめる梨が食べたいときには、二十世紀がおすすめです。

あきづき

「あきづき」は、梨の定番品種である「新高」と「豊水」、さらに「幸水」をかけ合わせて生まれた品種です。千葉県や茨城県などで栽培されています。

シャキッとした食感は幸水ゆずり。柔らかな果肉は豊水で、しっかりとした甘さは新高と、3品種の特徴がよく現れた梨です。

旬の時期は、9月中旬頃。定番品種の梨を味わい尽くしたいという方は、あきづきを試してみると良いかもしれません。

かおり

「かおり」は、主に千葉県で栽培されている大玉の梨です。

一玉当たり1kgを超えることもあるそう。たっぷりの果汁と、強い甘い香りが特徴です。生産量が少ないため、店頭で見かける機会も少ないかもしれません。

旬の時期は、9月上旬から中旬にかけて。旬の時期が短く、希少な梨だといえます。

にっこり

「にっこり」は、栃木県オリジナル品種の梨です。

栃木県の有名な観光地「日光」と、「梨(リ)」をかけ合わせ、「にっこり」と名づけられたそう。緻密な果肉はしっかりとした甘さもあります。一玉当たり800gほどの大玉の赤梨です。

旬の時期は10月中旬から11月にかけて。貯蔵性が高いので、保存方法によっては年明けまで日持ちするともいわれています。

まとめ

美味しい梨の選び方は、

  • 軸が太く、ふっくらとした形のものを選ぶ
  • 果皮にハリがあり、ずっしりと重たいものを選ぶ
  • 赤梨の場合、果皮のザラつきが少ないものを選ぶ 

などです。

梨は、新高や二十世紀、あきづきなどの人気品種を始め、産地ごとにさまざまなオリジナル品種も栽培されています。

ぜひさまざまな梨を食べ比べてみて、秋の味覚を満喫してくださいね。

SHARE

Xシェアボタン facebookシェアボタン lineシェアボタン ポケットシェアボタン はてなブックマークシェアボタン noteシェアボタン

関連する記事

選び方に関する記事

和梨に関する記事

人気の記事